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超大型の台風18号の影響で、沖縄では荒れた天気となる恐れがあります。大型の台風17号はベトナムへ進み、日本への直接的な影響はないでしょう。また、ウェーク島近海には熱帯低気圧があり、今後、台風に発達する予想です。

超大型の台風18号

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10日(日)6時、台風18号はフィリピンの東の海上にあって、北北西へ進んでいます。10日(日)6時も超大型となっており、強風域の半径は950キロメートルとなっています。台風の大きさとは強風域の半径で決まり、超大型とは強風域の半径が800キロメートル以上です。このため、台風が離れていても影響を受ける恐れがあります。

超大型の台風18号は、今後フィリピンの東を北西に進み、その後、11日(月)には進路を次第に西に変え、バシー海峡を抜けて12日(火)には南シナ海へと進む見込みです。

沖縄は荒天の恐れ

大東島地方は、台風と日本の東に中心をもつ高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっているため、東の風が強く吹いています。台風の影響で宮古島や石垣島など先島諸島では10日(日)の夕方から、沖縄本島地方では10日(日)の夜遅くから風が強まるでしょう。風の強い状態は12日(火)にかけて続く見込みです。強風に注意してください。

予想される最大風速(最大瞬間風速)は10日(日)は大東島地方や沖縄本島地方、先島諸島で15メートル(25メートル)、11日(月)は先島諸島で18メートル(30メートル)、沖縄本島地方と大東島地方で15メートル(25メートル)です。

先島諸島では10日(日)の夕方から11日(月)にかけて、積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風による被害の起こる恐れがあります。野外活動などには注意してください。また、先島諸島では、台風の進路によっては、12日(火)は警報級の大雨となる恐れがあります。

大東島地方の沿岸の海域ではしけており、沖縄本島地方と先島諸島では波が高くなっています。

沖縄本島地方と先島諸島では次第に波が高くなり、11日(月)には大しけとなる見込みです。大しけの状態は12日(火)にかけて続くでしょう。

また、沖縄本島地方では、10日(日)は海岸や河口付近の低地での高潮による浸水や冠水にも注意してください。

台風17号 直接的な影響なし

トンキン湾にある大型の台風17号は、今後はベトナムからタイへ進み、熱帯低気圧に変わるでしょう。日本への直接的な影響はない見込みです。

台風19号発生か

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南の海上では対流活動の活発な状態が続いています。ウェーク島近海には台風のたまごともいえる熱帯低気圧が発生。今後、台風に発達する予想で、台風になれば19号となります。

台風に変わる熱帯低気圧は、次第に強い勢力となり、暴風域を伴って、南鳥島近海を北上する予想です。まだ予報円が大きく、進路の予想に幅がある状況ですが、予報円の西側を進めば、小笠原諸島に影響を与える恐れがあります。最新の台風情報にご注意ください。