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10月もまだまだ台風シーズン。8日に相次いで発生した台風17号「ライオンロック」と台風18号「コンパス」。今後の動向と日本への影響は。

台風相次いで発生

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10月に入ってもまだまだ台風シーズンは続きそうです。8日、2つの台風が相次いで発生しました。1つ目は台風17号「ライオンロック」、2つ目は台風18号「コンパス」です。

台風17号は、8日午前3時に南シナ海で発生しました。9日午前6時現在、強風域が500キロ以上800キロ未満の「大型」の台風で、海南島をゆっくりと北上しています。10日にはトンキン湾に進み、その後、熱帯低気圧に変わるでしょう。11日にはタイに達する見込みです。こちらは日本へ直接の影響はなさそうです。

「超大型」台風18号 沖縄付近に影響も

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日本付近に影響がありそうなのは、8日午後3時に発生した台風18号「コンパス」です。台風18号は、8日6時現在、フィリピンの東に停滞しています。今後、フィリピンの東を北上しながら次第に西よりに進むでしょう。12日にはバシー海峡、13日には南シナ海に達する見込みです。

台風18号は、風速15m/s以上の強風域の半径が800キロ以上と「超大型」の台風です。これは、北海道から九州まで達するほどの大きさです。台風の北上に伴って、沖縄・奄美は強風域に入る可能性があります。特に、週明け11日から12 日頃は、台風の動向等によっては、海上では大しけとなるおそれがあります。今後の台風の動向に注意が必要です。

10月もまだ台風シーズン続く 2019年には甚大な被害も

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フィリピンの東からマリアナ諸島近海にかけては、まだしばらく対流活動が活発な状態が続くため、今後も新たな台風が発生する可能性があります。

年間の台風の発生数の平年値は25.1個ですが、そのうち10月は3.4個、また接近数も1.7個となっています。

過去を振り返ると、2019年10月の台風19号(令和元年東日本台風)は、静岡県伊豆半島に上陸し、静岡県や関東甲信越、東北を中心に甚大な被害をもたらしました。

台風の発生のピークは過ぎている時期ですが、まだまだ油断はできません。日ごろから台風への備えをしておくようにしてください。