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台風16号は、大きな暴風域を伴いながら、1日は伊豆諸島付近から関東沖を北東に進みました。千葉県銚子市は、最大瞬間風速41.8メートルを観測。また、台風の暴風域に長時間入り、風速25メートル以上の暴風が長い時間にわたって吹き荒れました。

銚子では約7時間にわたり風速25メートル以上

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千葉県銚子市は1日14時前に台風16号の暴風域に入り、21時過ぎにかけて暴風域がかかり続けていたとみられます。このため、銚子市では、強弱はあったものの、風速25メートル以上の暴風が7時間以上の長時間にわたって吹き荒れました。銚子では、16時53分に最大瞬間風速41.8メートルを観測しました。また、銚子の観測記録を見ると、14時には風速が25メートルを超え、21時まで続いていることがわかります。(※風速は毎正時の10分間平均風速)

このように暴風が長時間続いた理由として、台風の暴風半径が最大で330キロと大きかったことが一因として考えられます。

(※追記 1日21時には、暴風半径が東側390キロ、西側280キロまで広がり、近年稀にみる暴風域の大きさとなっています。)

暴風のエリアは東北へ 暴風と高波に警戒

台風16号は、この後関東沖から三陸沖を北東に進む見込みです。次第に東に離れますが、東北太平洋側南部の海上では、2日明け方にかけて暴風に警戒が必要です。また、波の高い状態も続き、関東地方では2日明け方にかけて大しけとなる所があり、東北太平洋側では2日昼前にかけて高波に警戒が必要です。