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台風16号の接近に伴って、伊豆諸島や関東南部は今夜から荒れた天気となる恐れがあります。あす(1日)は伊豆諸島で災害クラスの風が吹き荒れ、関東でも交通機関に影響が出るくらいの暴風が吹く可能性があります。大雨や高波にも警戒が必要です。

関東はあす(1日)の日中が雨風のピーク

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台風16号は今日(30日)午後3時の最新の情報でも、大型で非常に強い勢力を保っています。伊豆諸島ではすでに一部が強風域に入っていて、関東にも台風の外側の雨雲がかかり始めています。この後、あす(1日)昼頃に伊豆諸島に最も接近する見込みです。

今夜は伊豆諸島で雨や風が強まり、関東南部でも注意報レベルの風が予想されます。

あすは伊豆諸島では明け方から夕方頃までが大雨や暴風のピークとなりそうです。瞬間的には電柱が倒れるくらいの猛烈な風が吹く恐れがあります。また、台風本体の活発な雨雲がかかるので、土砂災害や川の氾濫などにも厳重な警戒が必要です。

関東は南部ではあすの昼前から夜にかけて、北部では昼過ぎから日付が替わる頃までが雨や風のピークとなりそうです。特に台風に近い千葉や茨城を中心に、海沿いを走る鉄道や道路など影響が出ることも予想されます。

小笠原諸島もあすの昼頃までは風の強い状態が続くでしょう。

高波にも厳重警戒

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伊豆諸島や関東の海上ではこのあと、海に近づくのが危険なほど波が高くなりそうです。

伊豆諸島はあすにかけて猛烈なしけとなり、関東でも大しけが予想されます。特に海岸付近では強い風で波が岸壁を超えてくる「越波」となる恐れもあり、車の運転などは危険が伴います。

「台風は波に始まり波で終わる」というくらい、接近前の早い段階から波が高くなり、遠ざかってからも影響が残ります。すでに伊豆諸島や小笠原諸島には波浪警報が発表されいている所があります。海にはむやみに近づかないようにしてください。