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台風16号は今日(30日)正午現在も大型で非常に強い勢力を保っていて、伊豆諸島南部の一部が風速15メートル以上の強風域に入りました。関東の沿岸部ではあす(1日)の朝、通勤や通学の時間に雨や風が強まり、交通に影響が出る可能性があります。

関東沿岸部 今夜から雨強まる

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今日30日の午後0時50分の雨雲レーダーを見ると、伊豆諸島には既に台風の外側の雨雲がかかり始めていて、関東の沿岸部にも雨雲が迫っています。

関東の沿岸部では今日の夜には雨が強まり始めるでしょう。日付が替わる頃には次第に風も強まり、横殴りの雨となる可能性があります。伊豆諸島は今夜から大荒れとなる見込みです。

台風の北上とともに強風域や暴風域が大きくなり、活発な雨雲の範囲も広がる特徴があるので、中心から離れていても油断はできません。雨や風が強まる前に早めの対策を心がけてください。

関東沿岸部 あす朝から雨風のピーク 交通に影響も

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あす(1日)は関東の沿岸部で明け方から夕方までが雨や風のピークとなり、一時的には暴風を伴った激しい雨が降る恐れがあります。

あす予想される最大風速は関東地方で25メートルとなっています。また、あす正午までに予想される雨量はいずれも多い所で、関東地方で150ミリとなっています。

関東地方の道路影響予測を見ると、神奈川県では影響が大きくなる時間があります。これは強風や高波による越波の可能性があるためで、そのほかの地域でも風や波による影響が出るかもしれません。関東地方であすにかけて予想される波の高さは8メートルと大しけとなる見込みです。

また、東京や千葉、茨城などの道路も強風によって乱れが生じる可能性があります。あすの朝は最新の気象情報、交通情報をしっかりご確認ください。

伊豆諸島は外出が危険な大荒れの天気に

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伊豆諸島では台風が最も近づくあす(1日)の午前中に災害級の暴風が吹き荒れる恐れがあります。

伊豆諸島では、あす予想される最大風速は35メートルで、瞬間的には電柱が倒れたり、建物の一部が広範囲に飛び散るような猛烈な風が吹く恐れがあります。また、大雨にも厳重な警戒が必要です。あす正午までに予想される雨量はいずれも多い所で300ミリとなっています。海上では波も高く、あす予想される波の高さは11メートルと猛烈なしけとなる見込みです。

特に台風の中心に近い伊豆諸島南部は、外に出ることが大変危険な状態となるので、不要不急の外出は控えるようにしてください。