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この秋は、いつもの年に比べ、季節の進み具合が違います。全国的に10月上旬にかけて、秋の深まりが遅れるでしょう。衣替えの時期ですが、洋服選びに注意が必要です。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

【9月25日~10月1日】【10月2日~8日】全国的に高温傾向

気象庁は23日、1か月予報を発表しました。

それによりますと、9月25日~10月1日の週と、10月2日~8日の週の平均気温は、全国的に「平年より高い」でしょう。特に、北海道や東北、北陸、近畿日本海側、中国地方では9月29日頃から、沖縄地方では10月1日頃から高温が予想され「高温に関する早期天候情報」も発表されています。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年は、秋の彼岸を過ぎても、秋がなかなか深まらないのが特徴になりそうです。

その結果、心配なのは、紅葉の色づきです。北海道の標高の高い所では、すでに紅葉が始まっていますが、北海道や東北では、10月前半の最低気温が、紅葉の色づきのポイントという所もあります。北海道の層雲峡や定山渓温泉などでは、平年だと、紅葉の見ごろの時期は、10月上旬です。ただ、そんな所でも、この先は高温傾向なので、紅葉の色づきが遅れる可能性があります。

また、10月前半にかけて、広い範囲で、気温の高い状態が長引きますので、農作物の管理に、注意が必要です。

【10月9日~22日】服装選びに注意

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10月9日~22日の週の平均気温は、九州~近畿では、引き続き「平年より高い」でしょう。沖縄・奄美と、東海・関東甲信・北陸は「平年並みか高い」予想です。

週の気温を平均すると、まだ広い範囲で高温傾向ですが、日によっては、朝晩は秋の涼しさを感じられる日もあるでしょう。暑がりの方や寒がりの方など、それぞれですが、気温が5℃違うと、服装1枚分に相当すると言われています。10月に入り、衣替えの時期ですが、毎日の天気予報では、最高気温や最低気温の数字もチェックして、服装を上手に選んでください。

一方、東北や北海道では、この週の平均気温は「平年並み」でしょう。前の週までは、高温傾向だったたけに、やっと季節が順調に進んでくる見込みです。この頃になると、紅葉の色づきも順調に進みそうですが、言い換えれば、朝晩は冷える日が続くようになるということです。東北や北海道では、10月中旬になると急に冷える日が続くため、体にこたえそうです。10月に入ったら、冬物を用意しておくなど、早めに衣替えを済ませるのが、おすすめです。