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9月末にかけて、近畿から九州、沖縄・奄美では、平年より気温が高く、残暑が厳しくなりそう。沖縄・奄美では、熱帯低気圧や台風など、熱帯擾乱の影響を受けるため、局地的に雨の量が多くなる恐れも。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

近畿から九州は残暑が厳しい 沖縄・奄美は局地的に雨量が多くなる恐れも

きょう9日(木)、気象庁は「1か月予報」を発表しました。

それによりますと、1か月全体の平均気温は、北海道から東海・北陸は、寒気の影響を受ける時期があるため、「ほぼ平年並み」の予想です。一方、近畿から九州と沖縄・奄美は、暖かく湿った空気の影響を受けるため、「平年より高い」でしょう。特に、沖縄・奄美では、9月末にかけて、平年よりかなり気温が高くなる見込みです。万全の熱中症対策を心がけ、健康管理に十分注意してください。

また、1か月全体の降水量は、北海道や東北、北陸は高気圧に覆われやすいため、「平年並みか少ない」予想です。関東から九州は「ほぼ平年並み」ですが、沖縄・奄美では、熱帯低気圧や台風などの熱帯擾乱の影響を受けやすいため、「平年並みか多い」予想となっています。

台風への備えは早めに

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向こう1か月は、台風や秋雨前線の影響で、局地的に雨量が多くなる可能性があります。最新の気象情報を確認して、早めの対策が必要です。

いざ、避難する場合に備えて、あらかじめ避難場所や避難経路を確認したり、非常用品の確認など、日頃からの備えが大切です。

・市町村が作成しているハザードマップや地域防災計画を確認しておきましょう。家の周辺で浸水する可能性がある場所や、土砂災害の危険性が高い場所を把握して、避難場所までの避難経路を確認してください。河川が増水した場合や高潮・高波でも安全に避難できるかどうかも確認しておくと安心です。

・浸水(冠水)した場合は、避難経路が限られてしまいますので、事前に、複数の避難経路を確認しておきましょう。もしもの時に備えて、避難場所への避難経路を実際に歩いて、確認しておくのもおススメです。

・万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。懐中電灯などの電池が切れていないか確認し、万が一の断水に備えて、飲料水やトイレなどの生活用水の確保をしておくことも大切です。

1週目(9月11日~9月17日) 西日本や沖縄・奄美は雨の降り方に注意

週ごとに詳しくみてきます。

9月11日~17日の平均気温は、北海道から東海・北陸は「平年並み」ですが、後半は寒気を影響を受けて、ヒンヤリする日があるでしょう。日々の気温の変化が大きくなりそうです。一方、近畿から九州、沖縄・奄美は、低気圧や台風周辺から暖かく湿った空気が流れ込むため、「平年より高い」見込みです。

沖縄・奄美には、「高温に関する早期天候情報」が発表されていて、9月15日頃から、平年よりかなり気温が高くなりそうです。体調の管理とともに、農作物の管理などにも注意が必要です。

天気は、北海道や東北、北陸は、高気圧に覆われて、平年より晴れの日が多い見込みです。関東と東海は、天気は数日の周期が変わるでしょう。近畿から九州、沖縄・奄美は、低気圧や台風周辺からの湿った気の影響で、平年と比べて晴れの日が少なくなりそうです。

2週目(9月18日~9月24日) 彼岸を過ぎて残暑が厳しい所も

9月18日~24日の平均気温は、北海道から東海・北陸で「平年並み」でしょう。近畿から九州、沖縄・奄美では、暖かい空気が流れ込みやすいため「平年より高い」見込みです。彼岸を過ぎても、蒸し暑く感じられる日が多くなりそうです。

天気は、北海道や東北から山陰にかけては、高気圧に覆われやすいため、平年と比べて晴れの日が多い見込みです。関東から九州の太平洋側では、数日の周期で変わるでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。

3~4週目(9月25日~10月8日) 朝晩と日中の気温の変化に注意

9月25日~10月8日の平均気温は、北海道から東海・北陸は「ほぼ平年並み」でしょう。北海道や東北では、寒気の影響を受けやすいため、朝晩はグッと冷える日もありそうです。

近畿から九州、沖縄・奄美は「平年並みか平年より高い」でしょう。ただ、昼間は半袖で過ごせる陽気でも、朝晩は気温が下がって、一日の中で気温の変化が大きくなる時期です。服装でうまく調節なさって、体調を崩さないように気をつけてください。

天気は、北海道から九州にかけては、数日の周期で変わるでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部