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北陸地方はあす2日(木)未明から昼前にかけて激しい雨が降り、大雨のおそれがあるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒が必要です。

秋雨前線上の低気圧が通過 前線の活動が活発に

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秋雨前線上の低気圧があす2日(木)朝に北陸地方を通過したあと、前線がゆっくり南下する見込みです。

この低気圧の通過で暖かく湿った空気の流れ込みが強まり、前線の活動が活発になるでしょう。

北陸地方は大気の状態が非常に不安定になり、あす2日(木)未明から昼前にかけて活発な雨雲がかかり、大雨になる所がありそうです。

前線の活動が予想よりも活発となった場合は、警報級の大雨になる恐れがあります。

大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒が必要です。また、落雷や突風にも注意してください。

予想降水量と大雨のピークは?

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きょう1日18時からあす2日(木)18時までに予想される24時間降水量は、多いところで富山県で140ミリ、石川県加賀と福井県嶺北で120ミリ、新潟県と石川県能登で100ミリ、福井県嶺南で80ミリとなる見込みです。

新潟県の雨は明け方には止んできますが、富山や石川では朝まで、福井では昼前まで雷を伴って1時間に30ミリ以上のバケツをひっくり返したような激しい雨の降る所があるでしょう。

1時間に30ミリ以上の雨が降ると、道路が川のようになり、車のブレーキが効きにくくなるので注意が必要です。

危険な場所には近づかない

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先週8月23日には新潟県下越で未明から朝をピークに24時間降水量が100ミリを超えるような局地的な大雨がありました。

この大雨の影響で、家屋の床下浸水や線路などの下を通る低い道路(アンダーパス)を通ろうとした車が水没し、鉄道の運休や遅延、国道の通行止めなど交通機関が大きく乱れました。

今回の大雨のピークも朝の通勤、通学時間時間帯にかかるおそれがあるため、注意、警戒が必要です。

あす2日(木)朝は公共交通機関が乱れる可能性がありますので、早めに情報を確認し、時間に余裕をもってお出かけください。

車の運転は、アンダーパスなど低い道路は冠水する可能性がありますので、激しい雨のときは無理して通らないようにしましょう。

また、河川や用水路などは急激に増水するおそれがありますので絶対に近づかないこと、土砂災害は大雨のピークが過ぎたあとでも発生することがあるため、山などの急な斜面にも決して近づかないようにしてください。

「tenki.jp」の「知る防災(大雨が発生したときは)」も参考にしてください。