今週の東海地方は、25日(水)頃まで急な雨や雷雨に注意して下さい。26日(木)以降は、厳しい暑さが戻ってくるため、熱中症に警戒が必要です。
25日(水)頃まで 天気急変に注意
きょう23日の東海地方は、明け方から朝にかけて活発な雨雲が通過し、1時間に20ミリ以上の強い雨が降った所がありました。きょう14時現在、雲が多いながらも、多くの所で晴れ間が出ています。ただ、三重県の一部には発達した雨雲がかかっています。
前線が本州付近に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいます。また、上空には寒気があり、東海地方では大気の状態が不安定となっています。大気の不安定な状態は、25日(水)頃まで続きそうです。先週までの広い範囲での雨ではなく、局地的に雨雲や雷雲が発達するため、晴れ間が出ていても、天気の急変に注意して下さい。
雷雲が近づいているサインは、「昼間なのに真っ黒い雲が近づく」、「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」、「急に冷たい風が吹く」です。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要です。
26日(木)以降 厳しい暑さが戻る
26日(木)以降は、太平洋高気圧に覆われて、晴れて厳しい暑さが戻ってくる見込みです。にわか雨は、ごく一部の地域となるでしょう。
予想最高気温は35℃以上の猛暑日が続き、厳しい暑さとなる見込みです。名古屋で35℃以上の猛暑日になれば、8月8日以来となります。
長雨が続き、暑さが和らいでいた分、体にこたえる暑さとなりそうです。睡眠をしっかりととり、また、バランスのよい食事をとるなどして、体調を崩さないよう気をつけて下さい。
熱中症を予防するには
26日(木)以降は、厳しい暑さが戻り、熱中症のリスクが高まります。熱中症を予防するには、屋外で人と十分な距離を確保できる場合は、適宜マスクをはずしましょう。また、暑さを避け、不要不急の外出はできるだけ避けて下さい。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
ジェーン・スー
北原みのり
田村耕太郎
