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22日日曜も、九州~東北は、大気の状態が非常に不安定になっていて、四国では1時間に50ミリ以上の「非常に激しい雨」を観測した所もありました。午後も、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達するおそれがあり、関東甲信・東海・北陸を中心に、発雷確率が高くなっています。これまでの大雨で、地盤の緩んでいる所がありますので、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒するとともに、落雷や突風、急な強い雨に、十分お気をつけください。

「非常に激しい雨」を観測 「総雨量1000ミリ超」地点も増加

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22日日曜も、日本海にある前線に向かって、雨のもとになる「暖かく湿った空気」が流れ込む一方で、上空には寒気が流れ込んでいます。

このため、九州~東北では、大気の状態が不安定になっていて、所々で雨雲や雷雲が発達しています。高知県室戸市の佐喜浜では、5時35分までの1時間降水量が74.5ミリ、高知県香美市物部では、2時2分までの1時間降水量が59.5ミリと、非常に激しい雨を観測しました。

また、この8月は、九州や四国を中心に、記録的な大雨となっています。11日からの総雨量が1000ミリ超の地点は、21日土曜は12地点でしたが、22日日曜9時までに14地点となりました。

午後も 雨雲や雷雲が発達

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午後も、九州~東北では、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。今、晴れている所でも、急に雨雲が発達する可能性があります。局地的には雷が鳴って、非常に激しい雨が降りそうです。発雷確率をみますと、特に、関東甲信や東海、北陸で、確率が高くなっています。落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。

「真っ黒い雲が近づいてきて、昼間なのに、空が暗くなった」「雷の音が聞こえてきた」「急に冷たい風が吹いてきた」といったことを感じたら、雷雲が近づくサインです。すぐに、安全な所へ避難してください。

また、これまでの大雨で、地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも、土砂災害が発生するおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください。

街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。

②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。

③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。