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きょう17日(火)は、本州南岸付近に停滞していた前線が、ゆっくり北上。西日本から東日本の広い範囲で雨が降り、西日本を中心に再び大雨になるでしょう。引き続き、土砂災害や川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。

九州、四国、中国地方は広い範囲で大雨

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きょう17日(火)は、一旦、本州南岸に停滞していた前線が北上し、西日本から東日本の広い範囲で雨が降るでしょう。西日本を中心に再び大雨となりそうです。

九州では、きのう16日(月)も8月平年の一ヵ月分以上の雨が降った所(鹿児島県喜入:245.5ミリ)があるなど雨が続いていますが、きょう17日(火)も雨が続くでしょう。対馬海峡付近を前線上の低気圧が通過するため、昼ごろにかけて非常に激しい雨が降りそうです。降り始めの11日(水)からの総雨量が1000ミリを超え記録的な大雨になっている所もありますが、さらに雨量が増える恐れがあります。午前5時現在、佐賀県や長崎県、鹿児島県では土砂災害の危険が高まっている所があります。引き続き、土砂災害に警戒してください。

中国地方や四国も、きのう16日(月)は小康状態になった所もありましたが、きょう17日(火)は再び雨が降り、大雨の恐れもあります。滝のように降る、非常に激しい雨が降ることもありそうです。14日(土)に広島県や島根県を流れる江の川などで氾濫が発生しましたが、きょう17日(火)の雨で、他の河川を含め増水する可能性もありますので、警戒してください。

近畿から東北も雨

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近畿、東海、関東甲信、北陸も前線に向かって湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になり、所々で雨が降るでしょう。午前4時までの1時間に三重県鳥羽市浦村では140ミリの雨が降り「記録的短時間大雨情報」が発表されました。このあとも局地的に傘が役にたたないくらいの非常に激しい雨が降ることがありそうです。長野県など土砂災害があった所では、少しの雨でも土砂災害が起きる可能性がありますので、油断なさらずに警戒を続けてください。

東北は昼ごろから雨が降り始め、夜には広い範囲で雨が降るでしょう。あす18日(水)になると前線上の低気圧が日本海に進むため、日本海側を中心に大雨の恐れがあります。きょう午前中の内に雨への備えを行っておくとよさそうです。

最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

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最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。

①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。

③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。