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停滞する秋雨前線の影響で東日本から西日本で記録的な大雨となっていますが、この大雨の期間は日中の気温もあまり上がっていません。16日15時現在、8月12日(木)から16日(月)の5日間連続で、35℃以上の猛暑日地点は全国でゼロ、30℃以上の真夏日地点も100地点以下となっています。

5日連続で猛暑日地点ゼロ 真夏日地点も100地点以下

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秋雨前線が本州付近に停滞している影響で、東日本から西日本で記録的な大雨となっていますが、この大雨の期間は全国的に日中の気温も上がっていません。12日(木)以降きょう(16日15時)まで、全国の猛暑日(最高気温が35℃以上)地点数は5日間連続でゼロとなっているほか、30℃以上の真夏日地点も5日連続で100地点以下となっています。8月に猛暑日地点が5日以上連続してゼロなのは2019年(8月23日から28日の6日間連続)以来2年ぶりですが、真夏日地点が5日以上連続して100地点以下なのはこの10年間ありません。

なぜ気温が上がらなかった?

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図は8月11日(水)から今日16日(月)までの9時の天気図です。この期間、大雨をもたらしている秋雨前線が関東沖から本州の南岸や九州付近にほとんど位置を変えずに停滞していることがわかります。前線の近くでは雲が広がり、非常に激しい雨が降りました。一方、前線の北側には秋の涼しい空気が流れ込んでいるため、日差しが出ても気温はあまり上がりませんでした。