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活発な雨をもたらした前線は南下して、15日の大雨のエリアは関東や東海地方の太平洋側に移動しています。東京都を含む関東地方などで警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が発表されました。

記録的な大雨となった九州北部や中国地方では一旦、雨は小康状態となっていますが、引き続き土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒をしてください。

大雨エリアは太平洋側へ 雨が止んでも油断しないで

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活発な雨をもたらした前線は南下して、15日午前を中心に関東や東海地方の太平洋側に大雨が降っています。東京都を含む関東地方などで警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が発表され、土砂災害への警戒が高まっています。

今日このあと午後にかけて次第に雨は弱まる予想ですが、これまでの雨で地盤が緩んでいる所もありますので、引き続き土砂災害などに警戒をするようにしてください。

災害級の大雨になった九州や中国地方でも引き続き土砂災害の警戒を

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今朝まで福岡県、長崎県、佐賀県、広島県に発表されていた大雨特別警報は、15日午前6時10分に全て警報に切り替えられました。

雨は小康状態であるものの、これまでの4日間で記録的な雨が降っていたため、地面には大量の水分が含まれており、引き続き土砂災害などの災害の危険度が高い状況です。

また、週明けから再び九州などの西日本で雨が予想されています。土砂災害等への警戒は強めつつ、次の大雨への備えもするようにしてください。

土砂災害の前兆は

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土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。

2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。

3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。

4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

最新の情報はどこを見たら 何が分かる?

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最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットでも確認ができます。インターネットで情報する際のポイントは以下の通りです。

①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。

③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。