メイン画像
メイン画像

降り続く大雨で、九州だけでなく、四国や本州でも、土砂災害の危険度が高まっています。大雨は、週末もまだ続くため、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

九州 所々で「極めて危険」レベル

本州付近に前線が停滞しており、前線の活動が活発な状態が続いています。このため、13日金曜も、九州から東北の広い範囲で雨が降り、雨量がどんどん増えています。

13日13時までの72時間降水量は、長崎県雲仙岳で771.5ミリに達し、観測史上1位の値を更新しました(観測開始2002年)。また、長崎県島原市や本県天草市本渡、福岡県大牟田市、長崎県南島原市でも500ミリを超えました。

これまでの大雨によって、地面の中には、相当の水分が含まれているため、土砂災害の危険度が高まっています。

土砂災害の危険度をみますと、九州は所々で、一番上のレベルの「極めて危険」となっています。九州では、週末にかけて、まだ雨量が増えるため、危険度が増すおそれがあります。土砂災害に、厳重な警戒が必要です。

中国地方「極めて危険」レベルも 四国も所々で「警戒」レベル

画像B
画像B

土砂災害の危険度が増しているのは、九州だけではありません。

中国地方でも、一部で、一番上の「極めて危険」レベルとなっています。また、四国でも、あちらこちらで、赤い表示の「警戒」レベルです。雨がいったん弱まったとしても、斜面には、絶対に近づかないでください。

北陸付近も 土砂災害に警戒

画像C
画像C

また、北陸付近でも、土砂災害の危険度が、高まってきました。一部で、一番上の「極めて危険」となっており、石川県や富山県を中心に、所々で「警戒」レベルとなっています。

土砂災害の前兆は大きく4つ。斜面がひび割れる、異様な音・においがする、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すといったことです。こんな状況を感じたら、すぐに斜面から離れてください。