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九州は、11日降り始めから雨量が平年8月の2倍を超え、記録的な大雨になっている所があります。来週中ごろにかけて大雨が長期化するため、さらに災害のリスクが高まります。最大級の警戒をして下さい。なお、九州北部地方は非常に激しい雨が降り続いた場合は、「大雨特別警報」発表の可能性もあります。

すでに記録的な大雨 土砂災害に厳重警戒

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九州は11日降り始めからきょう午前9時までの雨量が、長崎県雲仙岳731.5ミリ、長崎県島原市554.0ミリ、福岡県大牟田市528.0ミリ、本県天草市本渡510.0ミリなど、平年8月の2倍を超える記録的な大雨になっています。

九州北部を中心にかなり雨量が多くなっており、広い範囲で土砂災害が危険度が高くなっています。市町村から発令される避難指示などの情報に留意し、土砂災害警戒区域などにお住まいの方は安全な場所への速やかな避難が必要です。

また、午前10時現在、熊本県球磨川に「氾濫警戒情報」が発表されています。

きょう13日 断続的に滝のような雨

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きょう13日、活発な前線が九州北部付近にほとんど停滞し、九州はきょうも大雨が続く見込みです。断続的に雨が降り、雷を伴い1時間に60ミリから70ミリと滝のような非常に激しい雨が降るおそれがあり、さらに雨量が増えるでしょう。

すでに記録的な大雨が降り、かなり地盤が緩んでいる所にさらに大雨になりますので、災害が起こりやすくなります。

土砂災害の危険度はさらに高まる見込みで、大規模な災害が発生するおそれもあります。崖の近くなど土砂警戒区域にお住まいの方は速やかに安全な場所へ避難しましょう。また、河川の氾濫や浸水のおそれもあります。

急な斜面や増水した川、溢れた側溝、冠水した場所には大変危険ですので、絶対に近づかないようにして下さい。

来週にかけて大雨長期化

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週末から来週の中頃にかけて、九州は前線や湿った空気の影響を受けるため、断続的に雨が降る見込みです。梅雨末期のような降り方で、この時季としては大雨が異例の長期化となります。

今後、雨量が増えるたびに、災害のリスクはさらに高まります。いったん雨が弱まっても油断せずに、来週にかけて最大級の警戒を続けて下さい。