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向こう1か月は、平年より気温が高くなる予想で、9月に入っても残暑がありそうです。また、太平洋側は降水量が平年より多く、日照時間が平年より少なめと、本州方面に停滞する秋雨前線の影響を受けやすくなりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(8月14日~20日) 今夜はペルセウス座流星群が極大!

今日(12日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。日本海側やオホーツク海側は晴れ間の出る日が多く、気温は平年並みの日が多い見込みです。一方、本州方面に秋雨前線が停滞する影響で、太平洋側では曇りの日が多く、降水量は平年より多くなる可能性があります。日差しが物足りなく感じられる日も多くなりそうです。

また、今夜から明日(13日)明け方にかけては、三大流星群の1つ、「ペルセウス座流星群」の活動が活発になります。今夜の北海道は、残念ながら雲の広がる所が多くなりますが、稚内や旭川方面など北の方の地域では晴れる見込みで、観測できる可能性があります。今年は月明りがなく、8年に一度の好条件と言われています。午後9時頃から見え始めるため、空を見上げてみると良いかもしれません。

2週目(8月21日~27日) お盆を過ぎても残暑あり!

高気圧に覆われたり気圧の谷の影響を受けたりと、平年と同じように天気は数日の周期で変わる見込みです。太平洋側では秋雨前線などの影響が続き、曇りや雨の日が多くなる見込みです。

北海道ではよく、「お盆を過ぎたら涼しくなる」といわれていますが、今年はそれに当てはまらず、残暑が厳しくなるかもしれません。8月下旬になっても、気温は高めの予想で、内陸では30度前後まで上がる所もある見込みです。先日までのような記録的な厳しい暑さになることはなさそうですが、それでも汗ばむ陽気になる日はあるため、暑さの峠を過ぎたからといって油断せず、体調を崩さないように注意してください。

3~4週目(8月28日~9月10日) 北海道も台風シーズンへ

平年と同様に天気は数日の周期で変わる見込みです。気温は高めの予想で、9月に入っても残暑がありそうです。実際に、昨年の9月8日には十勝地方の足寄で道内の9月史上最高気温となる34・4度を観測するなど、2020年は厳しい残暑となりました。

また、この時期は1年の中で最も台風が多いシーズンといわれています。北海道への接近数も、平年では8月から9月にかけて最も多くなっています。日頃から台風への備えをしておくとよいでしょう。例えば、懐中電灯や非常用食料、水など非常用品を備蓄しておくことや、ハザードマップで自分の住んでいる地域にどんな危険が潜んでいるか確認しておくこと、また、家族で緊急連絡手段を話し合っておくなど、事前に対策できることはさまざまです。いざという時に役に立つものなので、日頃からの備えを積極的にするとよいでしょう。