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島根県ではきのう(8日:日曜)からの24時間降水量が300ミリを超えて、1978年に観測を開始して以来、最も多くなっている所があります。県内では増水している河川もあり、引き続き警戒が必要です。

湿った空気の流れ込みが続く 雨の降り方に注意

台風9号は温帯低気圧に変わりましたが、全国的に大気の状態が不安定で、あちらこちらで雨雲が発達しています。

島根県隠岐の海士町(あまちょう)ではきょう(9日:月曜)14時までの24時間降水量が305.0ミリとなり、1978年からの観測史上で最も多くなりました。

また、島根県浜田市の波佐(はざ)は293.5ミリ、広島県北広島町の八幡は270.0ミリで、ともに8月の1位の値を更新するなど、中国地方では所々で記録的な大雨となっています。

きょう(9日:月曜)14時現在、島根県を流れる周布川(すみふがわ)や八尾川(やびがわ)など「氾濫危険水位」に達している河川があります。

台風9号は温帯低気圧に変わり、日本海を北東へ進んでいますが、活発な雨雲のもととなる湿った空気の流れ込みが続いているため、大気の状態が不安定です。広い範囲での大雨は峠を過ぎても、局地的に雨雲が発達し、激しい雨が降ることもあるため、きょうの日中いっぱいは雨の降り方にご注意ください。増水した水位が下がるまでには時間がかかります。また、雨がやんだ後に土砂災害が発生することもあります。河川の氾濫や土砂災害には引き続き警戒が必要です。