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記録的な暑さが続いている北海道ですが、今日(7日)午後3時までの最高気温は小平町達布(留萌地方)で38・7度を記録し、8月としての北海道最高気温を更新しました。

先月31日には、7月の道内最高気温も更新しており、2カ月続いての月最高気温の記録更新となりました。今日(7日)の北海道は、引き続き上空に暖かい空気が流れ込んでおり、気温の高い状態が続いています。今朝も夜間(昨日午後6時から今朝6時)の最低気温が、札幌(25.1度)などで25度を下回らず、熱帯夜を観測しました。

さらに日中は日差しが強まったことに加え、東から南よりの風によってフェーン現象が発生し、道北を中心に厳しい暑さとなりました。

午後3時までの最高気温は、留萌地方の小平町達布で38・7度と、道内の8月の最高気温の記録を更新しました。北海道では7月に続いて、2カ月連続で月最高気温の記録を更新したことになります。

なお、これまでの記録は1994年8月7日に網走地方の津別で記録した37・7度で、8月に38度以上の気温を観測するのは史上初めてです。年間を通した記録でも、2019年5月26日(佐呂間39・5度など)と、今年2021年7月31日(旭川市江丹別38・4度)の2回しか記録しておらず、記録的な高温となりました。

札幌は97年ぶりに連続真夏日記録更新

道内での連続猛暑日は今日で15日連続となっており、今年更新中の最長記録をさらに更新しています。昨年までの最長記録は2018年などの4日連続で、今年はそれを大きく上回る記録となっています。

また、札幌でも午後3時までの最高気温が31・9度と真夏日となりました。連続真夏日記録は今日で18日連続となり、日毎の気温の記録が残っている1879年からの統計史上、最長の記録を更新しました。これまでの最長記録は1924年7月28日から8月13日にかけての17日連続で、97年ぶりの記録更新となりました。

危険な暑さ ようやく終わりへ?

明日(8日)も暑さが続き、広く30度以上の真夏日となりそうですが、9日から10日にかけて接近する台風9号から変わる温帯低気圧の影響で、来週には上空に寒気が流れ込む予想となっています。そのため、日中の気温は平年より低くなる日も出てくる見込みで、ようやく暑さがおさまりそうです。

最新の一カ月予報では、向こう一カ月の気温は平年より高めに予想されているため、真夏日になることはまだありそうです。これまでのような切れ目のない暑さではありませんが、日々の予報を確認しながら、今後も暑さ対策を心がけるようにして下さい。

※7日16時50分 一部表現を修正。