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本来であれば東北の夏祭りシーズンですが、コロナ禍で祭りの熱気は影を潜める一方、体にこたえる暑さはお盆にかけても続く見込みです。帰省をしない方も多いかと思いますが、大切な人に電話をかけて熱中症への警戒を呼び掛けてあげてください。

3日も危険な暑さ 広く熱中症警戒アラート

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きょう3日の東北地方は朝から気温が高く、仙台や秋田などを含め約2割の観測地点で最低気温が25度以上の熱帯夜になりました。

正午現在、東北地方で最も気温が高いのは秋田県由利本荘市本庄の36.2度で、このあと35度以上の猛暑日の地点が続出しそうです。

青森県を除く5県に「熱中症警戒アラート」が発表されています。予想最高気温は山形38度と体温を超えるような所もありそうで、福島36度、秋田・盛岡34度、仙台33度と厳しい暑さが続く見込みです。青森も30度と真夏日でしょう。

あさって5日頃にかけてが今回の猛暑のピークとなりそうです。熱中症の危険性が極めて高くなります。できるだけ外出は避け、室内でもエアコンや扇風機などを適切に使って熱中症に警戒をしてください。屋外での作業の際は日差しを避け、こまめに水分や塩分、休憩をとりましょう。

お盆頃まで酷暑続く 帰省せずとも電話で呼びかけを

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きのう2日、気象庁から東北地方に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。お盆の頃にかけて平年を上回る暑さが続く恐れがあります。

総務省消防庁によると、昨年8月は全国の熱中症による救急搬送者数が、集計を始めた2008年以降、8月としては最も多くなりました。高齢者が自宅で熱中症になる率が高くなってます。今年もあと2週間程度は厳しい暑さで、9月にかけても気温は平年並みか高く残暑が長引きそうです。

コロナ禍で帰省をしない方も多いと思いますが、会えなくても熱中症に気を付けるように電話をしてあげてください。エアコンや扇風機の適切な使用、寝る前にも水分補給をするなど促しましょう。

不安定な天気も続く

変わりやすい天気も続く見込みです。湿った空気の流れ込みが続き、晴れても気温の上がる午後は激しい雨や雷雨の起こりやすい状況が続くでしょう。7日(土)から3連休という方もいらっしゃると思いますが、一段と湿った空気の流れ込みが強まり、激しい雨や雷雨の恐れが高まりそうです。

山や川のレジャーは特に天気が急変する恐れがあります。代替え案も視野に計画は慎重にしていただいて、今後も最新の情報を確認しましょう。

雨雲レーダーや雷レーダーもこまめにチェックしてください。