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北海道上川地方の旭川市郊外の江丹別で、最高気温が今年、全国で初めて38℃台になりました。江丹別では、今年に入ってから最低気温がマイナス30℃を下回るなど、寒いことで有名です。

北海道の江丹別 全国で今年最も暑く38℃台 約100年ぶり

31日も、北海道では、周辺の海面水温が平年より高いなどの影響で、気温が高い状態が続いています。上川地方の旭川市郊外の江丹別で、16時までの最高気温は、38.4℃を観測しました。北海道で7月の38度台は約100年ぶりです。これまで、今年に入ってから最も高かった、大分県日田市と山梨県甲州市勝沼の37.9℃を上回り、今年、全国で最も高くなりました。

旭川市郊外の江丹別では、統計開始の1977年以来、年間の最も高い記録を更新しました。2位は今月28日の37.6℃、3位は今月27日の36.9℃で、上位3位まで、今年の7月に観測されています。

北海道の江丹別 寒い地域として有名

北海道上川地方の旭川市郊外の江丹別は、年間で最も低い最低気温は、マイナス30℃を下回ることもあり、全国で年間の最低気温の低い順では、5位以内に入る年も珍しくありません。今年に入ってからは、1月24日にマイナス31.8℃を観測しています。

北海道 暑さしばらく続く

旭川市の市街地でも、31日の16時までの最高気温は37.6℃で、35℃以上の猛暑日になりました。旭川市の猛暑日は、統計開始の1888年から昨年(2020年)までの約130年間で、7回しかありませんでした。ところが、今年は7月中旬から31日までのわずか10日ほどで、もう7回、猛暑日になっています。

北海道の高温は、少なくとも、この先2週間程度は続くでしょう。万全な熱中症対策が必要です。エアコンを設置していない場合も、風通しをよくするなど、涼しく過ごす工夫をし、熱中症にならないよう十分注意して下さい。