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日本付近は8月のはじめにかけて、南の海上で発生する熱帯低気圧や台風の影響を受けやすいでしょう。

台風6号と台風7号 動きが遅く 今後の動向に注意

台風6号は、20日、沖縄県の大東島地方に最も接近しています。今後、発達しながら西よりに進み、24日にかけて強い勢力で、沖縄本島地方や先島諸島に接近する見込みです。

大東島地方は、風速25メートル以上の暴風域に入っており、暴風に警戒が必要です。今後、暴風警戒発表予定は、沖縄本島地方は20日夜のはじめ頃、宮古島地方21日昼前、八重山地方21日夜のはじめ頃です。

最接近は、沖縄本島地方は21日明け方、宮古島地方は22日未明から明け方、八重山地方は22日昼過ぎから夕方で、台風6号は動きが遅いため、暴風期間が長引く可能性があります。

また、沖縄地方では、大雨の恐れがあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川に十分注意が必要です。

台風6号の5日先の予報は、沖縄地方に接近した後も西よりに進み、大陸方面に向かいます。ただ、台風6号は、その後、停滞したり、複雑な動きをする可能性があり、今後の動向に注意が必要です。最新の気象情報をご確認下さい。

台風7号は、20日15時、南シナ海で、ほとんど停滞しており、今後も動きは遅いでしょう。

夏の太平洋高気圧 まだ張り出し弱く 台風シーズンに

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この先、南の海上で、台風のたまご、ともいわれる熱帯低気圧が発生しやすいでしょう。8月はじめにかけて、熱帯低気圧や台風が、日本列島に影響を及ぼす可能性があります。というのも、例年では、全国的に梅雨が明けると、本州付近は夏の高気圧、ともいわれる太平洋高気圧に覆われますが、今年は、少し違います。本州付近への太平洋高気圧の張り出しは弱く、日本付近は、台風の通り道になりやすいでしょう。

今後、熱帯低気圧や台風が発生すると、沖縄方面に限らず、関東や東北付近に進んでくる可能性があり、日本列島は台風シーズンに入るといえそうです。

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台風に備えて、日頃から、ハザードマップで、避難経路や危険個所を確認したり、非常用持ち出し袋などの準備と確認をしておきましょう。

夏の太平洋高気圧 お盆前から強まる予想 厳しい残暑に

今のところの資料では、お盆前(8月10日ごろ)から、ようやく本州付近に太平洋高気圧が張り出す見込みです。お盆前から8月下旬にかけて、夏空は安定するようになり、残暑はとても厳しいでしょう。