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きょう19日、高松地方気象台は「四国地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年(7月17日)より2日遅く、昨年(7月29日)より10日早い梅雨明けとなりました。いよいよ夏本番。今後は暑さに厳重に警戒が必要です。

四国の梅雨入り最も早く、梅雨期間は最も長い

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今年の四国地方の梅雨入りは5月15日ごろで1951年の統計開始以来最も早く、平年(6月5日ごろ)より21日早く、昨年(6月10日ごろ)より26日早くなりました。また、きょう梅雨明けの発表となったことで、きのうまでの梅雨期間の日数は65日間と統計開始以来最も長くなりました。

梅雨期間の降水量は高知県を中心に多くなり、高知県馬路村魚梁瀬では1401ミリと平年の107%、高知県土佐清水市では1055.5ミリと平年の154%となりました。高知と松山でも平年より多くなりましたが、高松と徳島では平年より少なくなりました。

※「梅雨」は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値で、春から夏にかけての天候経過を考慮して再検討され、見直されることがあります。

香川県で初めて熱中症警戒アラート発表

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梅雨明けの発表となったきょうは、各地で30度以上の真夏日となり、厳しい暑さとなっています。

香川県では、きょう初めて熱中症警戒アラートが発表されました。熱中症警戒アラートは、熱中症の危険がきわめて高くなると予想された際に環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。

熱中症警戒アラートが出た場合、外出は控え、適切に冷房を使用し、喉が渇いていなくても水分を補給するなどいつも以上に熱中症に警戒してください。また子供や高齢者など熱中症リスクが高い方にも声を掛けたり、体調の変化に気を配りましょう。

週間天気 夏空続く この先も熱中症に警戒を

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向こう1週間、太平洋高気圧に覆われておおむね晴れるでしょう。体力を奪う強い日差しが降り注ぎ、朝から早いペースで気温が上がりそうです。朝の最低気温が25度を下回らず、熱帯夜となる日も多いでしょう。日中の最高気温は35度に迫る厳しい暑さが続きそうです。

例年、梅雨明け直後はまだ夏本番の暑さに体が慣れておらず、熱中症になる方が多くなる傾向があります。この先は暑さ対策を万全にして夏を乗り切りましょう。