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この先2週間、天気のポイントは3つ「台風」「暑さ」「急な雨や雷雨」です。台風6号が接近する沖縄地方は、高波や暴風に警戒が必要で、警報級の大雨の可能性もあります。九州から北海道は広く晴れて、大阪など猛暑日が続く所もあり、熱中症対策が欠かせません。急な雨や雷雨にも、十分ご注意ください。

【19日月曜~25日日曜】台風6号の影響は?

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18日日曜3時、日本の南で、台風6号が発生しました。この台風は、発達しながら北西へ進み、18日日曜夜から21日火曜頃にかけて、沖縄地方に接近するおそれがあります。

このため、沖縄地方では、19日月曜から20日火曜にかけて、非常に強い風が吹いて、海は大しけとなるでしょう。特に20日火曜は、暴風となるおそれがあります。沖縄地方で予想される最大瞬間風速は、19日月曜30メートル、20日火曜40から60メートル、波の高さは、19日月曜6メートル、20日火曜6から8メートルです。うねりを伴った高波や暴風に、警戒が必要です。

また、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、台風の進路によっては、沖縄地方では、20日火曜から21日水曜頃にかけて、警報級の大雨になるおそれがあります。台風への備えは、早めに行ってください。

台風の影響は、沖縄地方だけではありません。西日本の太平洋側にも、台風からの「うねり」が届きますので、高波に、ご注意ください。

暑さのピークは? 急な雨や雷雨の所も

一方、九州から北海道では、前半、「晴天」と「厳しい暑さ」の続く所が多いでしょう。

19日月曜の最高気温は、札幌や東京、名古屋は34℃、大阪は36℃の予想です。大阪では、20日火曜は37℃まで上がり、猛暑日(最高気温35℃以上)が続くでしょう。

猛烈な暑さのピークは、いったん週の前半までで、週の中頃は、暑さは少しだけおさまる見込みです。それでも九州から関東では、最高気温は33℃前後の日が多いでしょう。

さらに、注目なのは、関東から西では最高気温だけでなく、「最低気温の高い日が続く」ということです。最低気温は、東京や名古屋、大阪、福岡では、連日25℃前後、那覇は27℃から28℃くらいで、寝苦しい夜が続くでしょう。夜間の熱中症対策も、忘れないでください。

そして、週の後半になると、本州付近では、天気が変わりやすくなるでしょう。晴れていても、急に雨雲や雷雲が発達するおそれがあります。空模様の急な変化に、ご注意ください。

【26日月曜~31日土曜】万全な暑さ対策を 天気の急変にも注意

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この週も、沖縄はぐずついた天気ですが、九州から北海道は、晴れる日が多いでしょう。

ただ、週の後半は、また、本州付近では、変わりやすい空模様の所がありそうです。東京や名古屋では、29日木曜から31日土曜は、連日、晴マークと傘マークが並んでいます。大気の状態が不安定になると、雨雲だけでなく、雷雲が発達するおそれもあります。「日中、真っ黒い雲が近づいてきた」「ゴロゴロと聞こえてきた」「急に冷たい風が吹いてきた」という場合は、雷雲が近づくサインです。なるべく早く、安全な所へ避難してください。

最高気温は、名古屋では26日月曜と27日火曜は36℃など、前半は体温並みまで上がる所もあるでしょう。大阪や福岡でも、35℃前後の日がありそうです。

東京などは、最高気温・最低気温とも平年並みの日が多いですが、実は、今年から平年値が変わっています。全国的に、新しい平年値の年平均気温は、以前の平年値よりも、0.1〜0.5℃程度高くなっているのです。つまり、平年並みでも、これまでの年よりも暑いということです。真夏らしい暑さが続きますので、体調を崩さないよう、十分お気を付けください。