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17日(土)、日本の南には2つの台風のたまご(熱帯低気圧)があり、フィリピンの東の海上付近のものは24時間以内に台風に発達する予想。また、この2つの台風のたまご以外にも、南の海上にはボコボコと積乱雲が発達中。今後の動向に注意が必要です。

24時間以内に台風へ

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7月17日12時現在、日本のはるか南の海上には台風のたまご(熱帯低気圧a)があり、気象庁は今後24時間以内に台風へ発達する見込みという情報を発表しています。台風まで発達すれば「台風6号」となり、先月6月下旬に小笠原諸島へ接近し、関東の東海上で温帯低気圧に変わった台風5号以来となります。今後は発達しながら北西に進み、週明け20日(火)には強い勢力に発達。暴風域を伴いながら18日(日)から21日(水)頃にかけて沖縄地方に接近する可能性があります。沖縄地方の沿岸の海域では次第に波が高くなり、18日(日)は次第にしける所がある見込みです。19日(月)は大しけとなる恐れがあるため、注意・警戒が必要です。今後、進路等によっては、沖縄地方では19日(月)から21日(水)頃にかけて大しけや暴風となる恐れがあるため、今後の情報をこまめに確認して下さい。また、17日午前9時、南シナ海にも新たに台風のたまご(熱帯低気圧)が発生。こちらは、ゆっくりと大陸方面に進む見込みです。

新たに 台風のたまご発生か

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上記のこれら2つの台風のたまご(熱帯低気圧)とは別に、南の海上にはボコボコ積乱雲が発達しやすい状況となっています。7月16日の海面水温は、フィリピンの東海上付近で30℃と高く、台風に発達する目安とされる27℃以上を大きく上回っています。

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まだ先の話で、スーパーコンピューターのモデルにもバラつきがありますが、来週後半には日本の南で新たに熱帯擾乱が発生する予想もでています。上の図は25日午前9時、GSMというモデルで計算した雨予想です。まだ変わる可能性も大きくありますが、今後も南の海上の雲域の動きには十分な注意が必要です。