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向こう1か月は、平年より高めの気温が予想されており、特に7月後半は北海道でも猛暑が予想されます。猛暑日となる可能性もあり、熱中症や食中毒などへの万全の対策が必要です。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(7月17日~7月23日) 内陸で猛暑日の恐れ

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北海道付近は夏の太平洋高気圧に覆われ、平年より晴れる日が多くなります。暖かい空気も入りやすく、気温は平年よりかなり高くなります。内陸では最高気温30度以上の所が多くなるでしょう。

今日(15日)も道北の内陸で広く今年一番の気温となり、午後3時までの最高気温は上川地方の上富良野で34.2度まで上がりましたが、今後はさらに暑さが厳しくなり、暑さのピークは明日から週末にかけてとなる見込みです。

15日午後4時発表の予想最高気温は、16日の北見(北見地方)で36度、16日の富良野や上富良野(上川地方)、17日の足寄(十勝地方)で最高気温35度が予想されるなど、週末にかけては道内で今年初の猛暑日となる可能性もあります。

暑さが厳しくなるため、のどが渇く前のこまめな水分補給を屋外、室内問わず心がけましょう。また、昼前後の暑さの厳しい時間帯には屋外での作業を控えたり、冷房を適切に使うなどして室温を調整するなど、万全の熱中症対策を行って下さい。

2週目(7月24日~7月30日) 厳しい暑さ続き、夜も寝苦しく?

この期間も北海道付近は高気圧に覆われやすく、暖かい空気も引き続き入りやすいでしょう。平年に比べて晴れる日が多くなりますが、周期的な天気変化となるため、時折雲が広がる日や、雨の降る日も現れそうです。

気温が高めの状態が続く中で天気が崩れると、朝晩の放射冷却が弱まり、朝晩もなかなか気温が下がらなくなります。道内の2週間天気を見ると、7月の最終週には広い範囲で予想最低気温が23度前後となっており、かなりの寝苦しさが予想されます。

日中の暑さと夜の寝苦しさが続くと、日に日に体力が落ちていくことも考えられるため、体調管理にはより一層の注意が必要になりそうです。また、寝ている間にも体からは汗などで水分が失われていくため、夜間の熱中症の恐れもあります。寝る前にコップ一杯水を飲むなど、対策を心がけるようにして下さい。

3~4週目(7月31日~8月13日) 平年並みでも油断禁物

8月に入ると、高気圧と気圧の谷、双方の影響を受けるようになり、天気は平年と同様に数日周期で変わっていきます。

また、気温も平年並みに戻る見込みですが、一年の中で平年の気温が一番高いのが8月で、特に内陸では8月上旬の平年の最高気温が27度くらいとなるため、平年並みの気温でも30度近くまで上がることになり、平年並みに戻るからといっても、決して油断はできません。

この先1か月は、日々の気温をしっかりと確認しながら、万全の暑さ対策を心がける必要があるでしょう。