メイン画像
メイン画像

13日、関東甲信では、大気の状態が不安定になっています。所々で雨雲が発生し、雷雲まで発達している所もあります。夜遅くにかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る所があるでしょう。

関東甲信 雷雲発生 明け方には激しい雨を観測

画像A
画像A

13日、本州付近に前線が停滞し、上空約6000メートルには、マイナス6℃以下の寒気が流れ込んでいます。このため、大気の状態が不安定になっており、関東甲信では雷雲が発生しています。なお、雷は大気中で大量の正負の電荷分離が起こり、放電する現象です。放電する際に発生する音が雷鳴で、光が電光です。雲と地上の間で発生する放電を対地放電いわゆる落雷といい、雲の中や雲と雲の間などで発生する放電を雲放電といいます。

千葉県香取市では、4時43分までの1時間に33.5ミリの激しい雨を観測するなど、午前中から雨雲が発達しています。

関東甲信 夜遅くにかけて1時間に60ミリの非常に激しい雨も

画像B
画像B

関東甲信では、13日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降る所があり、大雨になる恐れがあります。14日午後も所々で雨や雷雨でしょう。

13日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、関東地方北部60ミリ、関東地方南部40ミリ、甲信地方50ミリです。

14日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、関東地方北部40ミリ、関東地方南部 20ミリ、甲信地方40ミリです。

13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、関東地方北部100ミリ、関東地方南部100ミリ、甲信地方80ミリです。

その後も16日頃にかけて、湿った空気や上空の寒気の影響が続くため、大気の不安定な状態が続く見込みです。午後を中心に所々で雨や雷雨があるでしょう。

雷雲が近づくサイン その時どうする?

画像C
画像C

外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「昼間なら真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた落雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで「雨雲レーダー」「雷レーダー」をチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。