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九州では線状降水帯が発生するなど、発達した雨雲がかかり続け、記録的な大雨となっています。午前11時までの24時間雨量は鹿児島県さつま町で455.5ミリと、平年の7月ひと月分に匹敵する雨量となっています。

記録的な大雨

九州では線状降水帯が発生するなど、発達した雨雲がかかり続け、記録的な大雨となっています。

午前11時までの24時間雨量は鹿児島県さつま町では、455.5ミリと平年の7月ひと月分に匹敵する雨量となっています。また、鹿児島県紫尾山では417.0ミリ、宮崎県えびの市の加久藤で342.5ミリと大雨となっています。土砂崩れや道路の冠水など所々で災害が起きています。

一旦、雨が小康状態になっても、10日(土)夕方にかけて断続的に発達した雨雲がかかり、さらなる災害につながる恐れがあります。最大級の警戒をしてください。

また、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。今後も市町村から出される避難指示に注意してください。

命を守る行動とは

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自治体から「避難指示」が発令されたら、一刻も早く避難してください。また、「避難指示」が発令されてない場合でも、危険を感じたら、自らの判断で早めの避難をするようにしましょう。

動きやすい長袖、長ズボン、履きなれたスニーカー(運動靴)で避難してください。(長靴は水が入ってしまうと歩行が困難になるため避けてください。)風でものが飛んできた場合や転倒に備えて、頭を守るために、帽子やヘルメットをかぶりましょう。避難時に必要なものはリュックに入れて両手を空けておき、できれば軍手を着用してください。

避難する際は、できるだけ複数人で、避難をするルートは、できるだけ河川や斜面から離れた高い道路を通りましょう。すでに冠水が始まっている場合は、できるだけ冠水している道を避けて避難するようにしてください。やむを得ず冠水している道路を通る際は、マンホールや側溝のふたが外れて転落するおそれがあり大変危険なため、傘や杖などの棒を使って足元を確認しながら慎重に避難してください。

避難が難しい場合

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浸水時の歩行可能な水位の目安は、ひざ下までです。また、水位が低くても水量があると水の勢いで動けなくなる危険性もあります。

避難所へ避難できない場合は、近くにある鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物のできるだけ高い階に避難してください。近くに該当する建物がなく自宅に居る場合でも同様にしてください。近くに山や崖など、崩れる恐れのある斜面がある場合は、斜面から離れた部屋に避難してください。