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9日金曜11時現在、九州や中国・四国を中心に雨雲が発達中で、大雨警報や土砂災害警戒情報の発表されている所があります。午後は九州や中国・四国だけでなく、近畿や東海、北陸、そして北海道でも、激しい雨の降る所があるでしょう。これまで大雨になった所では、少しの雨でも、土砂災害の危険度が高まるおそれがありますので、厳重に警戒を続けてください。

8日木曜夜~9日金曜午前中 「記録的短時間大雨情報」や「激しい雨」

対馬海峡付近に停滞する梅雨前線に向かって、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が、どんどん流れ込む状態が続いています。

そのため、8日木曜夜~9日金曜午前中は、九州や中国・四国を中心に、大雨になりました。山口県岩国市美和付近では、8時30分までの1時間に、約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

1時間降水量は、長崎県壱岐市で66.5ミリ(5時53分まで)、山口県秋吉台で57.0ミリ(7時18分まで 7月1位の値を更新)、山口県美祢市東厚保で51.5ミリ(7時4分まで)、山口県下関市豊田で51.0ミリ(6時59分まで)と、各地で1時間に50ミリ以上の「非常に激しい雨」を観測しました。

また、長崎県壱岐市では、6時20分までの3時間降水量が88.5ミリと、平年7月ひと月分の約3割の雨が、たった3時間で降りました。

9日金曜午後 激しい雨のエリアが拡大

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この大雨により、9日金曜11時現在、九州や中国地方を中心に、土砂災害の危険度が高まっています。また、九州や中国、四国、東北には「大雨警報」の発表されている所があり、中国地方では「土砂災害警戒情報」の発表されている所もあります。

9日金曜午後は、九州や中国・四国だけでなく、近畿や東海、北陸、そして北海道でも、局地的に雨が激しく降るでしょう。これまで大雨になった所では、少しの雨でも、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒を続けるとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、大気の状態が不安定になりますので、落雷や竜巻などの激しい突風に、ご注意ください。