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中国地方は、今週になってから活発な梅雨前線の影響で断続的に激しい雨が降り、各地で大雨になっています。

特に、鳥取県では9日午前10時30分までの72時間雨量が300ミリを上回った地点もあり、鳥取市鹿野と倉吉市では観測史上1位の記録を更新しました。これから11日(日)にかけても梅雨前線の影響で、大雨のおそれがあります。

きょう(9日)も土砂災害や河川の増水に厳重警戒

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きょうも梅雨前線が山陰の沿岸に停滞しており、活動の活発な状態が続いています。

これから今夜にかけても断続的に雨が降り、雷を伴って短い時間に激しく降るところもあるでしょう。これまでの大雨で、鳥取県や広島県を中心に地盤の緩んでいるところが多くなっています。

雨が小康状態になっている時でも、わずかな雨が引き金になって土砂災害の発生する危険があります。また、川が増水している所もあるため、崖の近くや川の近くには絶対に近寄らないようにしてください。

土日も断続的に雨脚が強まる 急な強い雨に要注意

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土曜日から日曜日にかけては梅雨前線が本州付近まで南下し、依然として活動の活発な状態が続くでしょう。暖かく非常に湿った空気は、九州から中国地方に向かって流れ込む見込みです。このため、全般に雨が降ったりやんだりし、雷を伴って激しく降るところもあるでしょう。

強い雨の予想位置は南北にずれることもあるため、最新の雨雲レーダーなどで状況を確認ましょう。

11日(日)までは長雨続く 山口県でも雨の量が多く

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これから10日の朝にかけて予想される雨の量は、多いところで100ミリから120ミリに達するでしょう。

さらに、11日の朝にかけては山口県で雨量が多くなり、150ミリに達する所もある見込みです。

長雨になり、日に日に状況が悪化するおそれがあります。

最新の危険度分布や雨雲の状況を確認し、自治体からの避難情報に従って、少しでも早く安全を確保することが大事です。