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梅雨の最盛期で、この先も大雨に警戒が必要です。7日(水)から10日(土)頃にかけても梅雨前線の活動が活発化し、日本海側を中心に発達した雨雲がかかるでしょう。記録的な大雨で被害のでた東海や関東も雨脚の強まる可能性があります。さらなる災害の危険性があり、厳重な警戒が必要です。

梅雨の最盛期

例年、7月前半は災害につながるような大雨が発生しやすい時期です。

先週末は東海や関東で記録的な大雨となり、熱海で大規模な土石流が発生するなど大きな被害がでました。この先1週間も梅雨前線は本州付近に停滞。前線の活動が活発化し、度々大雨となる恐れがあります。

大雨の恐れ

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まず、注意が必要なのが7日(水)です。梅雨前線は本州付近に停滞し、前線上の低気圧が日本海から北陸付近を進むでしょう。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になる可能性があります。北陸を中心に発達した雨雲がかかり、大雨となる恐れがあります。

また、8日(木)から10日(土)にかけても梅雨前線は本州付近に停滞する予想です。山陰から北陸を中心に雨脚が強まり、さらに雨量が増える恐れがあります。太平洋側も油断はできません。湿った空気が流れ込み、広く雨が降るでしょう。発達した雨雲がかかり、雨量が多くなる可能性があります。

東海や関東ではこれまでの記録的な大雨により、まだ地盤が緩んでいる所があります。少しの雨でも、さらなる災害につながる危険性があります。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水にご注意ください。

土砂災害の発生が予想されるときは

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雨が続いて地盤が緩んでいるときは、特に意識して情報を収集するようにしてください。

雨が降り出したら、気象情報を確認して避難に備えましょう。雨の状況に応じて段階的に、注意報や警報などが発表されます。「大雨警報(土砂災害)」や「土砂災害警戒情報」が発表されているときは、「土砂災害警戒判定メッシュ情報」などで危険度が高まっている地域を確認しましょう。自治体から「高齢者等避難」が発令されれば、主要な指定緊急避難場所が開設され始めます。土砂災害の発生時間や場所などを予測するのは難しく、自治体で発令する避難情報が間に合わない可能性もあるため、早め早めの行動を心がけましょう。

土砂災害の前兆現象は以下の通りです。

・豪雨や長雨が続いている

・川が濁ったり、木が流れたり、土臭いにおいがしたりする

・降雨が続いているのに、川の水位が減少する

・斜面(崖)から物音がする、石が落ちてくる、水が浸みだす

・地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れたりする

・地鳴りがする

・いつもと違うことが起きる

以上のことに注意して、あたりを観察しましょう。