メイン画像
メイン画像

関東甲信や東海は、大雨のピークを迎えています。2日金曜午後も局地的に非常に激しい雨が降り、更なる大雨のおそれがあります。すでに、大雨警報や土砂災害警戒情報の出ている所もありますので、帰宅時間も雨雲レーダーなどで、最新の情報をチェックしてください。

関東甲信や東海 「大雨警報」や「土砂災害警戒情報」発表中

画像A
画像A

2日金曜は、梅雨前線の活動が活発になっているため、関東甲信や東海では、雨量がどんどん増えています。雨雲レーダー(実況)を見ますと、11時35分現在、沿岸部を中心に、広い範囲に雨雲がかかり、所々に発達した雨雲が確認できます。

このため、正午現在、関東甲信や東海の広い範囲に「大雨警報」が発表されており、静岡県の一部には警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」も発表されています。降り続く大雨のため、土砂災害警戒情報が発表されている所では、命に危険が及ぶ土砂災害が、いつ発生してもおかしくない非常に危険な状況です。少しでも安全な場所へ、なるべく速く避難するよう、心がけてください。

大雨はいつまで?

画像B
画像B

関東甲信や東海では、2日金曜午後も、雨が続くでしょう。

すでに、大雨はピークを迎えていて、伊豆諸島北部では昼過ぎまで、静岡県では夜まで「非常に激しい雨」の降る所がありそうです。「非常に激しい雨」とは、滝のようにゴーゴーと降り続き、傘は全く役にたたないレベルです。

また、関東の平野部では、2日金曜の夕方までが雨のピークという所が多く、あちらこちらで「激しい雨」が降るでしょう。「激しい雨」とは、バケツをひっくり返したように降り、道路が川のようになるほどです。また、高速道路を走る車の運転は、ブレーキが効かなくなるレベルです。

さらに、関東甲信や東海では、すでに、これまでの雨で、地盤の緩んでいるおそれがあります。少しの雨でも、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水・氾濫に、注意・警戒を続けてください。

「土砂災害の前兆」とは 「雨雲レーダー」もチェック

画像C
画像C

この大雨で、土砂災害が心配されますが、土砂災害の前兆は①斜面のひび割れ ②異様な音・におい ③湧き水が止まる ④濁った水が噴き出す、などです。

このような前兆を見つけたら、なるべく急いで斜面から離れてください。なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。また、河川の増水・氾濫も、雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。雨が弱まっても、斜面や川には、絶対に近づかないでください。

なお、雨雲レーダーを見ると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。ご自分のいる所で、雨が強まる予想を確認した場合は、早めに身の安全を確保するなど、対応を心がけてください。