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1日(木)、伊豆諸島北部では、「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。気象庁は「顕著な大雨に関する情報」を発表しています。

伊豆諸島北部で「線状降水帯」による非常に激しい雨

活動が活発な梅雨前線の影響で、伊豆諸島北部では局地的に雨雲が発達し、「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっています。

「線状降水帯」とは

「線状降水帯」とは、積乱雲(発達した雨雲)が、線状にどんどん発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される、強い雨のエリアです。

1つ1つの積乱雲は、雨を降らせると、たちまち消滅してしまいますが、「線状降水帯」は、 次々と発生した積乱雲が、数時間にわたって、ほぼ同じ場所を通過・停滞するため、長い時間、強い雨が降り続きます。「線状降水帯」が発生すると、大きな災害の要因となる集中豪雨を引き起こすことがありますので、土砂災害や河川の増水に、特に警戒が必要です。

土砂災害、河川の氾濫に厳重に警戒

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伊豆諸島では、2日(金)にかけても活発な雨雲がかかり、雨の降る量がさらに増えるでしょう。土砂災害や河川の氾濫などに厳重に警戒してください。

自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。

なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、絶対に、斜面に近づかないでください。

また、河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。雨が弱まっても川には絶対に近づかないでください。