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今週は、季節がグッと進みそうです。6月いっぱいは梅雨前線は沖縄付近に停滞しますが、7月のスタートとともに本州付近に北上。このタイミングで沖縄は梅雨明け、一方、本州は梅雨の最盛期に突入となりそうです。7月最初の週末は大雨の恐れがあるため、今後の情報に注意が必要です。

7月のスタート 大雨の恐れ

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今週は、季節がグッと進みそうです。6月30日(水)までは、梅雨前線は沖縄付近に停滞しますが、7月のスタートとともに本州付近に北上。沖縄付近は次第に夏の高気圧に覆われる見込みです。すでに沖縄は梅雨明けが平年(6月21日ごろ)より1週間遅れていますが、7月2日~3日頃に梅雨明けの発表があるかもしれません。7月以降の沖縄の梅雨明けは、1951年以降8回あり、最も遅いのは7月10日ごろ(2019年)です。一方、沖縄が梅雨明けすると、本州は梅雨の最盛期となります。7月1日(木)から、梅雨前線は本州付近に北上。前線に向かって南から非常に暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発に。2日(金)~3日(土)は九州~関東は広い範囲で雨となり、局地的に雨雲が発達する恐れがあるため注意が必要です。その後、5日(月)にかけて前線は本州付近に停滞し、梅雨空が長く続く見込みです。

梅雨空続き 大雨リスク高まる

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7月6日(火)~11日(日)は、沖縄は夏の高気圧に覆われ晴れる日が多いですが、梅雨前線は引き続き本州付近に停滞。九州~東北にかけて曇りや雨の梅雨空が長く続きそうです。また、梅雨のない北海道も8日(木)~11日(日)は天気がぐずつきそうです。全国的に気温は平年並みか高い日が多く、蒸し暑さが続くでしょう。

大雨災害が多い時期

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梅雨のこの時期、6月下旬~7月上旬にかけては、大雨による土砂災害や河川の氾濫などの気象災害が発生しやすい時期です。気象庁は顕著な災害を起こした自然現象に名前をつけて、教訓を後世に伝承することを目的としていますが、昨年(2020年)本県の球磨川などが氾濫した「令和2年7月豪雨」、「平成30年7月豪雨」、「平成29年7月九州北部豪雨」など、梅雨前線が本州付近に停滞する7月に発生する事が多くなっています。

大雨の時期、いま一度、ハザードマップや防災グッズを確認し、雨が降らない日は側溝の掃除など対策を万全にしておきましょう。