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28日月曜は、九州南部や奄美で局地的に「滝のような雨」が降り、大雨のおそれがあります。土砂災害に、警戒が必要です。この先、7月上旬にかけては、東北~九州では本格的な梅雨空の日が多くなるでしょう。一方、遅れている沖縄の梅雨明けですが、いよいよ近づいてきそうです。

6月28日月曜~7月4日日曜 大雨や 季節外れの涼しさも

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この先1週間、天気を左右するのは「梅雨前線」です。

週間天気図を見ますと、本州付近には、連日、梅雨前線が東西にのびていて、前線上を、時々、低気圧が通過すると予想されています。この低気圧が通過するタイミングや、梅雨前線に向かって、雨のもとになる「暖かく湿った空気」がどんどん流れ込むタイミングで、前線の活動が活発になり、大雨になる所もありそうです。

詳しく見ていきますと、28日月曜は、太平洋側を中心に雨で、局地的に雷が鳴るでしょう。特に、九州南部や奄美では、朝から「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降り、大雨となるおそれがあります。28日月曜6時までの24時間に予想される降水量は、鹿児島県と奄美地方の多い所で150ミリですが、降水量は、その後も更に増えそうです。土砂災害に警戒が必要です。

29日火曜以降は、東北や関東を中心に曇りや雨の日が多いでしょう。東海から九州は梅雨の晴れ間となっても一時的で、傘の必要な日が多くなりそうです。特に、2日金曜頃は、太平洋側を中心に、雨量が多くなることも考えられます。雨雲レーダー(予想)など、最新の情報を確認してください。

そして、この期間の特徴は、もう1つ。「関東や東北の太平洋側で、気温があまり上がらないこと」です。オホーツク海高気圧から涼しい空気が流れ込むため、最高気温は、東京では29日火曜以降、23℃前後の日が続くでしょう。仙台は、週の前半は、連日20℃を少し超えるくらいで、2日金曜は20℃に届かない予想です。昼間も半袖では涼しく感じられますので、服装選びにご注意ください。

7月5日月曜~10日土曜 沖縄は梅雨明けか? 本格的な暑さ対策を

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7月5日月曜~10日土曜は、九州や東北では、曇りや雨の日が多いでしょう。特に、5日月曜頃は広く雨で、福岡は、6日火曜以降も、傘マークの日が続きそうです。梅雨のない北海道でも、6日火曜以降は、ぐずついた天気になりそうです。

一方、那覇は、雲の多い日もありますが、この週になると、これまでよりも晴れる日が増えてくるるでしょう。沖縄の梅雨明けは、平年ですと6月21日頃で、今年はすでに平年より遅れています。ただ、晴れる日が増える7月になれば、いよいよ沖縄の梅雨明けの可能性が高くなりそうです。

そして、この期間の気温の特徴は「関東や東北の太平洋側では、急な暑さに注意」ということです。関東や東北の太平洋側では、5月月曜は、気温はあまり上がらず、東京や仙台の最高気温は20℃の予想です。仙台は、6日火曜頃まで、昼間も涼しいでしょう。

ただ、週の後半は、徐々に気温が上がり、8日木曜以降の最高気温は、東京は30℃、仙台は27℃くらいの予想です。また、昼間だけでなく、夜間も暑いままで、東京の最低気温は、8日木曜以降、25℃くらいの日が続きそうです。

東京や仙台では、前の週も涼しかっただけに、急な暑さが体にこたえるでしょう。

一方、東海から九州、沖縄は、この期間も、最高気温が30℃くらいの日が続いて、寝苦しい夜も続きそうです。睡眠不足は、熱中症を引き起こす条件の一つです。昼間の熱中症だけでなく、夜間の熱中症にも、十分お気を付けください。