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台風5号は強い勢力で北上中。小笠原諸島は強風や高波に注意・警戒。梅雨前線が北上し、活動が活発化するため、本州付近にも発達した雨雲がかかるでしょう。

台風5号の進路

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26日午前3時、強い台風5号は暴風域を伴って、日本の南を北上しています。

台風5号は発達しながら北上し、26日(土)夜から27日(日)の昼頃にかけて小笠原諸島に接近する恐れがあります。小笠原諸島では27日(日)にかけて強い風が吹いて、海はうねりを伴って、しけるでしょう。予想される波の高さは5メートルです。海岸付近には近づかないようにしてください。強風にも注意が必要です。

その後、台風5号は日本の東の海上を北北東へ進み、29日(火)までには温帯低気圧に変わるでしょう。台風が本州へ近づく可能性は小さくなっています。

梅雨前線が北上 本州に活発な雨雲

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ただ、油断はできません。台風5号の北上に伴って、梅雨前線も北上するでしょう。梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、28日(月)にかけて前線の活動が活発化する見込みです。

26日(土)は沖縄や奄美を中心に活発な雨雲がかかるでしょう。27日(日)から28日(月)にかけては九州から東北にかけて雨が降る見込みです。太平洋側を中心に活発な雨雲がかかり、雨脚の強まる所があるでしょう。紀伊半島から関東では雨量が多くなる恐れがあります。また、伊豆諸島では大雨となる恐れがあり、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。

今回の台風が本州に直撃する可能性は低いですが、台風シーズン、大雨シーズンに入っています。ハザードマップや非常持ち出し袋を確認し、最新の台風情報や気象情報にご注意ください。