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台風5号は週末にかけて北上して、小笠原諸島に接近し、伊豆諸島南部にも接近する可能性があります。台風の北上に伴って前線の活動が活発になり、本州でも大雨となるおそれがあるため、今後の情報に注意してください。

台風5号 週末には小笠原諸島に接近

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きのう(23日)発生した台風5号は、きょう(24日)12時現在、マリアナ諸島にあって、1時間に15キロの速さで北西に進んでいます。中心気圧は992hPaで、中心付近の最大瞬間風速は35m/sです。

台風は今後北寄りに進む予想で、土曜日(26日)には小笠原近海に達する予想です。その後、台風は北上を続け、伊豆諸島南部に接近する可能性があります。小笠原諸島や伊豆諸島南部では、次第に波が高くなり、風が強まりそうです。週末にかけて台風への備えを進めておいてください。

6月末までに3個以上の台風が接近すれば9年ぶり

台風5号が日本に接近した場合、台風2号、3号に続いて、今年3個目となります。6月末までに3個以上の台風が接近すれば、2012年以来9年ぶりとなり、近年と比較すると早いペースです。

※台風の中心が国内のいずれかの気象官署等から300 km以内に入った場合を「日本に接近した台風」としています。

梅雨前線の活動が活発に

台風はその後、進路をやや東寄りに変え、月曜日(28日)には日本の東で温帯低気圧に変わる予想です。ただ、台風の北上に伴い、南から暖かく湿った空気が運ばれてきて、梅雨前線の活動が活発になる可能性があります。その場合、本州でも大雨となるおそれがあります。

台風の進路の予想にはまだ幅があるため、予想される雨の量などにも幅があります。最新の気象情報をご確認いただき、大雨に対する備えを早めに進めるようにしてください。