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東北地方は15日も雷雲が発達し、午後0時49分現在大雨洪水警報や土砂災害警戒情報の対象地域が拡大中。土砂災害や低地の浸水、川の増水に警戒し、落雷、突風などに注意が必要です。

雷雲が発達中

15日も東北地方は上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定です。午後0時55分現在、太平洋側の山沿いを中心に雨雲が発達し、局地的な激しい雨や雷雨になっているとみられます。

午後0時49分現在、岩手県葛巻町・岩泉町に「大雨洪水警報」、金ケ崎町に「大雨警報」が発表され、加えて土砂災害の危険が一段と高まっているため「土砂災害警戒情報」が発表されています。福島県いわき市・田村市・川内村にも「大雨警報」と「土砂災害警戒情報」が発表されています。危険な斜面などからは離れるようにしてください。(最新の警報注意報をご確認ください。)

今後も雷雨のエリアが広がる恐れがあります。ピークは夕方頃までの所が多いとみられますが、今夜にかけても局地的には1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る恐れがあります。

14日は横手で突風被害 あす16日も不安定続く

上空に強い寒気が居座るため、東北では少なくともあす16日にかけて同じような気象条件が続きます。場所によってはあさって17日まで雷雨が続く可能性があります。

14日は各地で激しい雷雨となり、山形県の鶴岡市南部付近では午後6時50分までの一時間に約120ミリの猛烈な雨を解析。秋田県横手市内で突風による被害がありました。横手市消防本部に確認したところ、強風で住宅のトタン屋根が飛ばされたり、農業用のビニールハウスが飛ばされたりする被害が多数あり、短時間の大雨で道路が冠水する被害もあったそうです。

発達した積乱雲のもとでは局地的な大雨や落雷のほか、ひょうや竜巻のような激しい突風の恐れもあります。局地的な大雨によるアンダーパスの浸水や土砂災害、川の増水などに警戒し、落雷、突風など天気の急変に十分ご注意ください。