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5月の最後、きょう月曜日は、本州から九州の広範囲で五月晴れ。日差しの強さは真夏並みで、全国の半数で夏日、真夏日予想。関東周辺天気の急変に注意を。北海道は強風注意。沖縄では強風と不安定な梅雨空に。

気圧配置 移動性高気圧に覆われる所が多いが 局地的に不安定

日本列島は、本州付近に中心をおく高気圧に広く覆われる見込みです。

高気圧の中心は、ゆっくり東に移動し、高気圧を追いかけるように、関東の上空5000m付近でマイナス15℃以下 (5月上旬並み) の冷たい空気が、本州付近を通過する見込みです。日中は広い範囲で晴れのエリアになりますが、五月晴れの空は一転し、関東周辺では大気の状態が不安定になるでしょう。

一方、梅雨前線は沖縄の南に停滞する見込みで、沖縄地方では北東の風が強めに吹くでしょう。前線に向かって南よりの湿った空気が次々に流れ込むため、前線付近の沖縄地方でも大気の状態が不安定です。

また、千島近海に進む低気圧が発達するため、低気圧周辺では北よりの風が強めに吹くでしょう。

北海道から東北北部には、低気圧に向けて、ひと月前くらいの冷たい空気 (北海道の上空5000m付近でマイナス18℃以下の寒気) が流れ込んでいます。北海道の北部やオホーツク海側では低温注意報が発表されていて、あすにかけて農作物の管理や体調管理に注意が必要です。

フィリピン・ミンダナオ島の付近では、熱帯低気圧が北上中で、今後発達を続けて台風になると予想されます。

きょうの天気 関東周辺 急な雨や雷雨に要注意 早めの避難を

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きょう31日(月)は、北海道と東北北部では、午前中を中心に雲が広がりやすいでしょう。午後は晴れ間の出る所がありそうです。北海道の太平洋側とオホーツク海側では北よりの風が強めに吹いて、海上では波が高くなる所があるでしょう。

東北南部から関東甲信と東海、近畿、北陸、中国、四国、九州では晴れる所が多い見込みです。

スッキリと晴れて、5月最後の空は「五月晴れ」になるでしょう。

この青空も、関東周辺では午後になると様子が一変する見込みです。この時期としては冷たい空気と日中の昇温の影響で、大気の状態が不安定になるためです。

福島県と関東の一都六県、長野県、山梨県、静岡県では、夕方3時ごろからカミナリの音が聞こえだす所があり、今夜を中心に雨が降るでしょう。関東北部では、道路が川のようになる激しい雨の降る所がある見込みです。

沖縄では梅雨前線の影響で、雲が広がりやすく、午後にかけて所々で雨か雷雨があるでしょう。北東の風が強めに吹くため、沖縄近海は波が高い見込みです。大東島地方は大気の状態が不安定で、激しい雨の降ることがあるでしょう。

関東周辺と沖縄では、短い時間の強い雨と落雷や突風、ひょうなどに、ご注意ください。

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きょうの気温 夏日真夏日の所が多い 暑さ対策を忘れずに

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きょう日中の最高気温は、北海道と関東周辺は、きのう30日(日)より3℃から5℃くらい下回る所が多い見込みですが、他の地域はきのうと同じか2℃から3℃ほど上回る予想です。

この時期としては冷たい空気の影響で、北海道は4月並みの所が多く、10℃から15℃の予想です。

東北北部と北陸の一部新潟県は、18℃から20℃くらいで、平年より3℃前後低めになるでしょう。

東北南部と関東周辺、北陸3県は、平年並みの気温で23℃から25℃の予想です。

東海から九州は、25℃以上の所が多く、30℃以上の真夏日になる所があるでしょう。

身体が暑さに慣れていない方が多い時期です。tenki.jpの「新しい様式における熱中症予防行動のポイント」を参考に暑さ対策をなさってください。

沖縄では、きのうより高めの30℃前後ですが、北東の風が強めに吹きますので、体感温度は、きのうとあまり変わらないでしょう。

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