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この先6月中旬にかけての北海道は、南から暖かい空気が流れ込みやすくなり、気温は高めで経過する見込みです。5月いっぱいは曇りや雨の降る日が多くなりますが、6月に入ると、天気は数日の周期で変わるでしょう。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(5月22日~28日) ぐずついた天気も気温は高め

20日、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。22日(土)は、雲に覆われて広い範囲で雨が降り、道南や道東などでは一時的に雨足の強まることがあるでしょう。日常に必要な物の買い物など、外出には雨具が必要になる見込みです。また、道南方面や道東を中心に、峠などでは濃い霧のかかる恐れもありそうです。車の運転など交通関係は、注意してください。23日(日)は、雲が広がりやすく、オホーツク海側などで雨の降るところがあるでしょう。大雨になることはなさそうですが、ぐずついた天気となる見込みです。24日(月)は、晴れ間の出るところが多くなりそうですが、25日(火)以降も、湿った空気が流れ込みやすく、気圧の谷の影響を受ける日が多くなりそうです。雲が広がりやすく、道北や道央、道南などで雨の降るところがあるでしょう。なお、気温は高めで経過する見込みです。

2週目以降(5月29日~6月4日) 引き続き気温は高く経過

高気圧と低気圧が交互に北海道付近を通過する、春のような気圧配置となりそうです。日照時間は平年並みか少ないものの、降水量はほぼ平年並みの見込みです。気温は平年より高い状態が続き、札幌などでも最高気温が20度を超える日も多くなるでしょう。ところで、体が暑さになれることを暑熱順化といいます。皮膚の血流量が増えやすくなり、熱を放散しやすくなる、汗に含まれる塩分が少なく、ナトリウムを失いにくい、体温が上昇しにくいなどの体の変化があります。この時期は暑熱順化ができておらず、北海道民は暑さに弱いといわれています。日常生活の中で入浴や運動など、汗をかいて体を暑さに慣れさせるとよさそうです。

3~4週目(6月5日~18日) 夏への備えは早めに

引き続き、北海道の天気は数日の周期で変わり、気温も高い状態が続く見込みです。夏本番を迎える前に、エアコンや扇風機などの冷房器具のテスト運転をするとよいでしょう。急に暑くなる時は、問い合わせや点検依頼が集中する可能性があります。冷風がきちんとでているか、異常を示すランプが点灯しないか、室内機や室外機から水もれがないか、異臭や異音がないか、などを事前に確かめておくとよさそうです。