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きょう21日は活発な雨雲がゆっくり東へ。近畿や東海、甲信、北陸で激しい雨や雷雨。これまでの雨で地盤の緩んでいる所がある上に、更に雨量が多くなる。九州や四国の雨は次第に止むが、しばらくは災害の危険の高い状態が続く。

活発な雨雲が本州をゆっくり東へ 九州や四国の雨は止むがしばらくは災害に警戒

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今朝、九州から東北にかけて、多くの所で雨が降っています。特に、近畿や東海から北陸に、激しい雨を降らせるような活発な雨雲がかかっています。雨雲の動きはゆっくりで、同じような所で激しい雨が断続するおそれがあります。

【各地の雨の時間帯・降り方など】

●九州・四国・中国:活発な雨雲は離れつつあります。日中は雨の降り方が次第に弱まり、止む所も多くなるでしょう。ただ、きのう一日で、九州と四国では多い所で200ミリ~250ミリの雨が降り、地盤がかなり緩んでいる所があります。本県を流れる球磨川をはじめ、水位の高い状態の続いている川もあります。雨が止んだあとでも、災害が発生する危険があります。いま、避難先でお過ごしの方は、安全が十分に確保されるまでは無理にご自宅付近へ戻らないようにしてください。

●近畿・東海・北陸・甲信:きょうも大雨に警戒が必要です。広い範囲での雨のピークは昼頃までで、激しい雨や雷雨のおそれがあります。局地的には、道路が一気に冠水するほどの非常に激しい雨が降るでしょう。夕方以降は、まとまった雨雲が離れていきますが、東海では夜の9時頃にかけても非常に激しい雨の降る所がありそうです。

●関東:雨が降ったりやんだりで、午後はカミナリを伴って雨脚の強まる所がありそうです。

●東北:こちらも雨で、特に昼前までは本降りの所が多いでしょう。

北海道:昼過ぎから夕方にかけて広く雨となりそうです。

●沖縄:午後は雨や雷雨の所があるでしょう。

予想される雨の量

あす22日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東海で200ミリ、近畿と甲信で150ミリ、北陸で100ミリです。

すでに、きのうから雨が強まっている上に、さらに雨の量が多くなるため、土砂災害に厳重な警戒が必要です。川の氾濫や低い土地の浸水の危険度の高まる所もあるでしょう。引き続き、雨の降り方や、自治体からの避難に関する情報に留意し、早めかつ慎重な行動を心がけてください。