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あす12日、沖縄県の八重山地方では熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されたため、熱中症警戒アラートが発表されました。外出はできるだけ控えて、昼夜を問わず、エアコン等を使用して部屋の温度を調整しましょう。熱中症予防のための行動をとってください。

沖縄県の八重山地方では熱中症の危険性が極めて高い

あす12日、沖縄県の八重山地方は、高気圧に覆われて晴れる見込みです。日差しとともに気温が上がり、最高気温は、石垣島で32℃、与那国島で31℃の予想です。強い日差しに加えて、暖かく湿った空気が流れ込むため、湿度も高く、体にこたえる暑さとなりそうです。

環境省と気象庁は、きょう11日17時に、沖縄県の八重山地方に熱中症警戒アラートを発表しました。熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される際に発表される情報で、今年、全国で初めて発表されました。

熱中症警戒アラートとは?

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熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。(去年は、先行して関東甲信地方だけを対象に実施しましたが、今年は、全国を対象として実施しています。)

熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。

この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。あす12日の暑さ指数(WBGT)の予測値は、石垣島と伊原間、与那国島、西表島、波照間でいずれも32、大原で33となっています。

熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は

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熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にならないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。

②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。

③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。屋外で、人と十分な距離を確保できる場合は、適宜マスクをはずしましょう。

④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。

⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。