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梅雨前線が次第に九州付近へ北上してくるため、今夜からあす12日にかけて雷を伴い一時激しい雨が降り、大雨になるおそれがあります。そして、曇りや雨の天気は来週にかけて、この時季としては異例の長さで続く見込みです。九州は早くも雨の季節の到来です。

梅雨前線、九州付近へ北上

きょう11日、梅雨前線が夜にかけて九州南岸付近へ北上し、あす12日は九州南部付近に停滞する見込みです。前線に近い九州南部を中心に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。

九州はすでに湿った空気の流れ込みで所々で雨が降っていますが、今夜は九州南部や本県を中心に雨が降るでしょう。鹿児島県は西から活発な雨雲が流れ込み、雷を伴い一時バケツをひっくり返したような激しい雨が降る所がある見込みです。

あす12日は、九州各地で雨となり、九州南部を中心に雷を伴い局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、大雨になる所がある見込みです。発達した積乱雲の下では落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあり、注意が必要です。

6月と同じような雨の降り方になりますので警戒して下さい。

来週にかけて梅雨のような天気

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13日(木)以降も、前線が九州付近に停滞しやすく、曇りや雨の日が多いでしょう。週末を中心に、再び前線の活動が九州付近で活発になる可能性があり、雨の降り方に注意が必要です。

来週にかけても、九州は梅雨最盛期のような気圧配置が続くため、雨の降り方に油断ができません。

また、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるため、蒸し暑い日が多くなりそうです。

例年ですとまだすがすがしい五月晴れのシーズンですが、ことしは季節が前倒しで進んでいます。大雨への備えも例年よりも早めに確認し、最新の気象情報にお気をつけ下さい。

早い梅雨入りの記録

梅雨入りの平年日は、九州北部地方は6月4日ごろ、九州南部は5月30日ごろです。(なお、平年値は1991年から2020年までの統計期間)

1951年の統計開始以降で、梅雨入りが最も早かった記録は、

九州南部は1956年5月1日ごろ、九州北部地方は1954年5月13日ごろです。