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7日(金)の夜から8日(土)にかけて日本列島の広範囲に黄砂が飛来するでしょう。気象庁は「黄砂に関する全般気象情報」を発表。西日本や東日本では視程が10キロメートル未満となり、所によっては5キロメートル未満となるでしょう。

黄砂飛来か

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7日(金)、中国や朝鮮半島では黄砂が観測されており、視程が5キロメートル未満となっている所があります。

一番上の気象衛星の画像を見ると、黄海から朝鮮半島にかけて、黄砂とみられる赤茶色の帯がかかっているのが分かります。

7日(金)の夜から8日(土)にかけては、日本列島でも黄砂に注意が必要です。7日(金)夜は西日本に、8日(土)は西日本や東日本、北日本の広い範囲に黄砂が飛来する可能性があります。特に、西日本や東日本では視程が10キロメートル未満となり、所によっては5キロメートル未満となるでしょう。(※視程とは、水平方向で見通しの効く距離です。)

対策は?

黄砂が洗濯物や車に付着するなどの影響が予想されます。

洗濯物は屋外ではなく、室内に干すと良いでしょう。黄砂が車に付着した場合は、タオルやぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことがあります。高圧洗浄などの水洗いが効果的とされていますので、黄砂が付着してしまった場合は、早めに洗浄すると良いでしょう。

また、外出はマスクに加えて、メガネを着用するなど対策をすると安心です。

黄砂とは

黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から、強風により大気中に舞い上がった砂や塵が浮遊しつつ降下する現象です。黄砂は砂漠域で強風が発生すること、地表面が砂や塵を巻き上げる状態であることが重なると発生しやすいとされています。日本にまで届くような黄砂は、低気圧の南側の強風域で巻き上げられることが多く、日本では春に観測されることが多くなっています。