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今日22日は、札幌で史上2番目に早く桜が開花しましたが、向こう1か月は気温がほぼ平年並みで経過する見込みです。

これまで記録的な早さでやってきていた季節の歩みは少しスピードを緩めそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(4月24日~4月30日) まだ雪の降る日も

期間中の気温はほぼ平年並みとなりますが、日々の気温の変動が大きくなります。

特に今週末は気温差に注意が必要で、24日土曜日は北から下り坂の天気となりますが、気温は各地でかなり高い見込みです。しかし、気圧の谷が北海道の南へ抜ける25日日曜日は上空に寒気が入り、一気に気温が低くなります。

道東では山沿いを中心に雪の降る所もあり、峠では再び路面にも雪が積もる恐れもあります。峠越えを予定している方は、最新の気象情報や道路情報に十分注意して下さい。

2週目(5月1日~5月7日) 引き続き気温の変動に注意

2週目は低気圧や高気圧が交互に通るため、天気も周期的に変わるでしょう。

また、気温は平年並みの予想となっていますが、低気圧が通過する前は南風によって暖気が入り、通過後は北風によって寒気が入りやすくなります。そのため、1週目と同様に、気温の変化が大きくなる恐れがあります。

また、例年でもこの時期は寒気が入ると道北やオホーツク海側で雪が降ることもあるため、地域によってはタイヤ交換は慎重に行う必要があります。

3~4週目(5月8日~5月21日) 再び気温は高めに 桜前線もゴールか

ゴールデンウィークが明けると再び気温が上昇する見込みで、気温は平年並みかやや高めとなります。

過ごしやすい陽気の日が多くなりそうですが、時折暑く感じるくらいの気温の日もあるでしょう。暑さに体が慣れていない時季でもあるため、体調管理には注意が必要です。

また、桜の開花についても釧路で5月9日、根室で5月10日の予想で、この頃に桜前線も終着を迎えそうです。昨年の桜前線も5月10日にゴールとなりましたが、これは統計史上3番目に早いゴールでした。今年はスタートが記録的に早かった分、連休中に多少ペースを落としても、記録的な早さでの桜の開花は各地で変わらず観測されそうです。