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今日(16日)、道南の松前町で昨年より4日早くソメイヨシノが開花し、いよいよ桜前線が北海道に上陸となりました。4月16日での開花は、松前で統計を取り始めた昭和57年以来最も早い観測です。今年の桜前線の道内上陸は記録的に早いものとなりました。なお、この観測は松前町による独自観測です。

一か月かけて北海道へ

今年は桜前線のスタートとなった広島では平年より16日も早い3月11日に開花するなど、全国各地で平年より2週間前後早く、記録的に早い開花となった所が多くなりました。

4月13日には平年より11日早く青森でも桜が開花、その後3日かけて桜前線は津軽海峡を渡り、今日4月16日にスタートから約一か月かけてようやく北海道に上陸しました。

北海道での桜前線の上陸はほとんどの場合松前ですが、その松前でも統計開始以来最も早い観測となりました。

3月の気温は史上最高

今年の3月の道内の平均気温は、1946年の統計開始以降、太平洋側で歴代1位、北海道地方全体でも歴代2位の高温となりました。特に松前では、3月の月平均気温が5.7度と1978年の統計開始以来1位の記録となるほどの気温となりました。

4月に入っても全道的に気温は平年並みか平年より高く経過しており、この暖かさによって花芽の生長は順調に進み、この結果例年よりかなり早い桜の開花となったと考えられます。