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明日(29日)の北海道は各地で平年よりかなり高めの気温が予想されています。札幌など、場所によっては3月としての最も高い記録を更新する可能性があります。

札幌で3月の史上最も高い気温に?

今日(28日)の北海道は各地で気温が上がり、午後3時までの最高気温は道北の名寄で14.8度、道央の余市で15.2度など、道内12地点で3月の史上1位を更新しました。明日にかけてはさらに暖かい空気が上空に流れ込むため、各地で高い気温が続きます。

札幌で最高気温18度が予想されるなど(28日午後4時発表予報)、今日よりさらに気温が上がる所もあり、3月の最高気温が更新される地点が明日も現れる可能性があります。

朝晩も記録的高温 最低気温も記録更新か

また、明日は各地の最低気温、つまり朝晩の気温も非常に高く、「最も高い最低気温」を記録する所もある見込みです。

明日の最低気温は各地で5月から6月並みとなり、この時季であれば昼間の気温であっても不思議ではないくらいの数値が予想されています。

札幌や函館で8度、室蘭で6度、釧路で3度など、予想通りとなれば、3月として最も高い最低気温を記録する所も現れる見込みで、記録的な気温となりそうです。

特に札幌では、今月24日に最低気温6.6度、25日に6.4度となり、3月の高い最低気温の統計史上1位、2位を更新したばかりですが、明日はそれをさらに上回る記録となる見込みです。

雨と雪解け 河川の増水などに注意を

今夜から明日にかけては暖かい空気とともに湿った空気も流れ込んでくるため、太平洋側を中心に広く雨が降る見込みです。

大気の状態も不安定になるため、雷を伴って降り方が強まる恐れもあります。

街中の雪は徐々になくなってきた地域が多いですが、山間部ではまだ多くの雪が残っている北海道。雨だけでなく雪解け水も川に流れ込むため、水位が上昇しやすくなります。山間部での雪解けの影響で、川の下流域での増水の恐れもあるため、周りに雪がない地域でも油断できません。明日にかけて十分な注意が必要です。