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この先1週間も、まだ花粉に注意が必要な日が多いでしょう。あすの花粉のポイントは、スギは東北を中心に多く、関東から九州ではヒノキにも対策が欠かせないということです。週明けは「花粉が多く飛ぶ条件」がそろってしまう所が多くなりそうです。しっかりとした対策を、心がけてください。

あすの花粉 ポイントは?

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20日土曜は、西から雨の範囲が広がりますが、九州から東北では、花粉対策が必要です。花粉の飛ぶ量は、福岡や大阪では「多い」、名古屋や東京、仙台では、一番上のランクの「非常に多い」予想です。

ただ、「地方によって、注意すべき花粉の種類が違う」というのがポイントです。

花粉飛散予測マップを見ますと、スギ花粉は、九州から東北の広い範囲で飛びそうですが、特に東北を中心に、多く予想されています。一方、ヒノキ花粉は、九州から関東の広い範囲で飛ぶと予想されています。

九州から関東では、スギ花粉からヒノキ花粉へと、ピークが移ってきていますが、あすはまだ、スギとヒノキ、両方の花粉に注意が必要です。

来週は また広い範囲で「非常に多い」予想

21日日曜は、全国的に天気が崩れるので、花粉の飛散は、いったん落ち着く所が多くなりますが、一時的です。

22日月曜は、「雨上がりの翌日」で「晴れて気温が高い」など、花粉が飛びやすい条件がそろってしまう所が多いでしょう。さらに来週は、九州から東北では、花粉の飛ぶ量は「非常に多い」または「多い」日が続く所が多く、花粉症の方にとっては、対策の欠かせない日が続きそうです。

すでに予測の9割飛んだ所も 花粉のピークはいつまで?

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3月も半ばを過ぎて、花粉シーズンに入ってから、1か月以上、過ぎました。今年の春は、いつもより早いペースで暖かくなっているため、花粉の飛ぶペースも早くなっている所があります。

これまでに観測された花粉の量を振り返りますと、東京都福祉保健局のデータでは、東京都立川市は、予測最大値の9割を超えたなど、東京都内では、ここ10年間の飛散傾向よりも早いペースで、大量の花粉が観測された所もあります。

いつまで、花粉に注意が必要なのでしょうか?

各地のピーク予測を詳しくみていきます。

福岡や高松、広島、大阪は4月上旬まで、ヒノキのピークが続くでしょう。名古屋や東京は、スギ花粉のピークは峠を越えて、4月になるとヒノキのピークを迎えそうです。金沢や仙台は、3月下旬まで、スギ花粉のピークが続くでしょう。

しばらくは、花粉対策の欠かせない日が続きます。一般的には、睡眠をよくとること、規則正しい生活習慣を身につけることは、正常な免疫機能を保つために重要です。また、花粉症の方はもちろん、花粉症でない方も、花粉をなるべく室内に持ち込まないよう、心がけてください。