メイン画像
メイン画像

向こう1か月は、暖かい空気が流れ込みやすいため、気温は平年より高めに経過する見込みです。雪解けは順調に進み、本格的な春の訪れは例年より早くなりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(3月20日~26日)/週末は荒れた天気の恐れ

今日(18日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。今後1週間は数日の周期で天気が変わりそうです。特に日曜日(21日)頃は、低気圧が発達しながら北海道を通過し、全道的に雨や湿った雪が降るでしょう。低気圧に近い太平洋側を中心に降り方や風が強まり、荒れた天気となる恐れもあります。また、局地的に雨の量が多くなることもありそうです。最新の気象情報に注意してください。春の彼岸ということもあり、週末にお墓参りを予定している方はずらせるようであれば土曜日の方がおすすめです。

2週目以降(3月27日~4月2日)/雪解けが進み、季節の歩みは順調に

低気圧と高気圧が交互に通過し、数日おきにコロコロと変わりやすい、春らしい天気となりそうです。気温は平年より高く、ぽかぽかとした陽気を感じられる日もあるでしょう。高めの気温の影響もあって雪解けはどんどんと進みそうですので、引き続き積雪の多く残る地域でのなだれに注意が必要です。また、雨が降らなくとも融雪水が川に流れ込み、河川の水位が上昇することがあります。この期間は降水量も平年並みか多い予想となっているため、河川の増水にも十分注意してください。

3~4週目(4月3日~16日)/太平洋側ではドカ雪に注意!

気温は平年並みか高く、晴れたり天気が崩れたりを繰り返しながら、本格的な春へと向かっていきそうです。ただ、季節の歩みは順調ですが、この時期は発達した低気圧の影響により、主に道東方面で大雪となることがあり、雪への油断はまだまだ禁物です。4月の日降雪量の記録は、2008年4月1日に網走地方の斜里町宇登呂で観測された67㎝です。また、昨年でも4月9日には根室地方の根室市厚床で日降雪量27㎝を観測するなど、局地的にドカ雪となりました。4月に入っても、雪への注意はまだまだ必要です。

桜開花予想 北海道への上陸も早め!

画像D
画像D

本日(18日)、日本気象協会が第6回目の「桜の開花予想」を発表しました。本州では続々と開花が発表されており、記録的な早さで開花を迎えた所もあります。北海道でも平年より1週間から10日くらい早く、昨年と比べても4日前後早い開花となりそうです。主な都市の開花予想日は、松前が最も早く4月21日、その他でも函館4月26日、札幌4月27日、旭川5月1日、網走5月4日、釧路5月9日です。例年ですと道内では大型連休の頃から咲き始めますが、今年は大型連休の頃に見頃を迎える所が多くなるかもしれません。なお、次回の開花予想の発表は3月25日(木)です。