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今年の春は、いつもの年とは、ちょっと違います。九州から北海道は、4月中旬にかけて、平年よりも高温傾向が続くでしょう。この暖かさで、まだつぼみの桜も、どんどん咲き進みそうです。気象庁が発表した最新の1か月予報です。

春の彼岸を迎え この先1か月は いつもより暖かく

17日に、春の彼岸入りを迎え、「暑さ寒さも、彼岸まで」と言うように、季節が移り替わる時期を迎えました。ただ、この先は、広い範囲で高温傾向になりそうです。

気象庁は、18日に「1か月予報」を発表しました。それによりますと、この先1か月全体の平均気温は、九州から北海道で「平年より高い」予想です。沖縄・奄美では、平年並みでしょう。

特に、九州北部から北海道は3月24日頃から、九州南部は3月27日頃から「かなりの高温」が予想され、「高温に関する早期天候情報」も発表されています。農作物の管理などに注意するとともに、積雪の多い所では雪どけが進みますので、雪崩にも注意が必要です。

【3月20日~26日】暖かさで 桜が満開の所も

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週ごとに詳しく見ていきます。

3月20日~26日の平均気温は、九州から北海道では、暖かい空気に覆われやすいため「平年より高い」でしょう。今年の桜は、これまで記録的な早さで開花していますが、この週の暖かさによって、九州から関東では、桜の開花がさらに進み、満開の所もでてきそうです。ただ、昼間は暖かくても、晴れる日は、朝晩と日中との「気温差」が大きくなりますので、注意が必要です。

一方、沖縄・奄美は、この期間の平均気温は「平年並みか低い」予想です。ただ、湿った空気の影響を受けにくいため、天気は平年に比べ、曇りや雨の日が少ないでしょう。

【3月27日~4月2日】服装選びにも注意

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3月27日~4月2日は、日本付近は、広い範囲で、暖かい空気に覆われやすくなるでしょう。特に北海道や東北では、上空約1500メートル付近で、平年より4度以上高い「暖気」が流れ込みそうです。そのため、この期間の平均気温は、九州から北海道では、引き続き平年より高いでしょう。沖縄・奄美でも、低温傾向が解消して「平年並みか高い」予想です。

この時期は、年度替わりで、何かと忙しい時期ですが、一般的に「気温が5度違うと、服装1枚分に相当する」と言われています。また、「風速が1メートル強まると、体感温度は1度下がる」とも言われています。暑がりの方や寒がりの方など、それぞれですが、気温の変化で、体調を崩さないよう、服装で上手に調節してください。

【4月3日~16日】季節の歩みは 少しスローペースに

4月3日~16日も、日本付近には、暖かい空気が流れ込みやすくなりますが、「暖気」は前の週ほど強くないでしょう。そのため、この期間の平均気温は、九州から北海道では「平年並みか高い」予想です。沖縄・奄美は「ほぼ平年並み」でしょう。

この頃になると、東北でも、いつもの年より早く桜前線が北上し、東北南部では、桜が満開を迎える所もありそうです。この前の週までは、広い範囲で高温傾向で、今年の桜前線は急ぎ足で進む予想ですが、この時期になると、季節の歩みは、少しゆっくりになるでしょう。

そして、天気は春らしく、全国的に、数日の周期で変わりやすくなりそうです。2週間天気で、最新の天気や気温など、詳しい予報をチェックしてください。