メイン画像
メイン画像

桜前線が記録的な速さで北上中です。北陸地方は早くも来週中ごろに福井や富山で開花し、新潟でも3月中に開花する可能性があります。

北陸の桜 福井と富山が開花トップ 最早記録を更新か

画像A
画像A

きょう18日に発表された開花予想によると、福井が3月24日で最早記録となった昨年より1日早まる予想です。金沢では昨年と同じ3月26日で最早記録タイ、富山は3月24日で最早記録を更新する可能性があります。また、新潟では3月31日で、過去に3月中に開花したのは2002年の3月30日のみで、これに次いで統計史上2番目の早さとなる予想です。

桜の開花を促す高温 3月も気温高めで経過

画像B
画像B

2月は寒暖差が大きくなりました。特に、中旬は新潟県の上越を中心に局地的な大雪となった一方で、下旬には4月並みの暖かい日もありました。

トータルでみると、北陸地方の2月の平均気温は平年よりかなり高くなり、特に金沢では6.6度と観測史上1位の高温になりました。

そして、3月も平年より高い日が多いことから、昨年と同じかより早いスピードで桜の蕾が膨らんできています。

3月21日(日)は雨風強まる 24日(水)から再び高温傾向 開花ラッシュへ

画像C
画像C

3月21日(日)は低気圧が発達しながら日本海を北上し、低気圧からのびる前線が本州付近を通過する見込みです。北陸地方でも雨や風が強まり、局地的に雨量が多くなる恐れがあります。

新潟県の山沿いを中心にまだ平年を上回る雪が残っているため、なだれや融雪による土砂災害、河川の増水などに十分ご注意ください。

また、前線の通過後は一時的に寒気が流れ込むため、22日(月)は山間部で雪が降る可能性があります。峠越えを予定されている方は最新の予報をご確認ください。

一方、きょう18日に新潟地方気象台から「高温に関する早期天候情報」が発表されました。これによると、24日(水)頃からの約5日間は気温がかなり高くなる可能性があります。この高温で、桜の蕾も一気に膨らみ開花ラッシュになりそうです。

北陸地方では桜の開花から満開まで平均で約5日かかります。3月終わりから4月はじめには海岸平野部を中心に早くも満開の桜をみることができそうです。